id:dadako
自分(id:dadako)のことを語る

【毎度のごとく手抜きする】【今でも読んでみたい話】
部屋のどこかに本が埋もれてるのは確かだけども気力がないので探さず記憶で書く。
以下正確な話は『小説道場』(の後の方の巻)参照。
『小説道場』で須和雪里はほとんどストレートに級を上げてったと思うのだけども、かなり上段者になってから、道場主と門番頭にストップをかけられた話がある。他の門番すべてが絶賛した中で、だ。
内容は、
今で言う腐女子の中学生だったか、高校生だったかの二人が腐女子であるという一点で友人になり(道場主は余りたちのいいとは言えないたぐいの友情と評してる)、クラスの親友同士の男子二人について、らしい妄想をしその妄想を共有する。しかしその妄想は、少なくともそのうちの一人について的を射ていた。彼は親友に片思いをしており、それを隠していた。いやもしかしたら、彼女らのため、自分が親友を好きであることに気づいた、だったかもしれない。彼は気づかれたことと気づかれたことによって自殺を図る……
確か、道場主からは「あなたは「まだ」これを書いてはいけない(書けないから)」、門番頭からは「踏み込みが足りないあと一歩ふみこめ」と評されて、誌上にも掲載されなかった。もしかしたらどっかで出版されてるのかもしれないけど、わたしは読んだことがない。
今、その踏み込みとはなんだったのか、あと一歩ってどういうものだったのか、「まだ」の意味はなんだったのか、そういうことを知るために、この小説が読みたい。