id:dadako
自分(id:dadako)のことを語る

【ファミリー狂言】
今回はこっちへ。小さなお友達からお年を召したお友達までメンツ幅広く、かつ学生年代がいないという感じ。
最初にドロンズ石本による解説。引きつけるとか巻き込むのうまい(後で同居人が「前説経験長いんじゃない」と言ってた)。コントと狂言の手法が似てるとか近いって言う比較の話はわかりやすかったと思う。途中から万蔵さんが解説に加わるが、万蔵さんまで巻き込まれて「殺虫剤で殺されそうな蚊」「橋掛かりを蟹で競走」「かゆいところに手が届かない猿」をアドリブで狂言の手法でやって対決する羽目に。「古典芸能にアドリブないんだよ~?」ぼやきながらやった後「は、はずかしい」と本気で冷や汗かいてたのがすごい笑えた。
一つ目『謀生種(ほうじょうのたね)』は見るの二回目。伯父役の万禄さんの大人げない甥可愛がり(笑) 『ビッグフィッシュ』の父ちゃんがもっと根拠ない嘘つきになった感じね。はたから見てる分にはほほえましい(笑)
二つ目『苞山伏(つとやまぶし)』は初めて。それぞれ面識のない山人と山伏がたまたま山道の近いところで昼寝をしていて、そこにさらにたまたま通りかかった男が山人の苞に入った弁当をこっそり食べてしまう。山人が目覚めそうになったので、慌てて男は苞を山伏の方に投げ捨てて、狸寝入りを始める。弁当がなくなってることに気づいた山人は男を起こすが……。シテの男を小笠原さん。これちょっとだけ予想と違った展開をしておもしろかった。橋掛かりの動きが見物。
 
狂言での各宗の祈りの違い
・禅僧……なーむなむなむなむ(だんだん「むにゃむにゃ」に聞こえ始める)
・法華僧……なもうだ。だーだーだーだー(どなりつけるみたい、いきおい強い)
・山伏……ぼーーろんぼーろん(数珠を勢いよくすりあわせながら)