山田邦明『日本史リブレット83 日本史の中の戦国時代』(山川出版社)2013年発行
冒頭の「戦国時代の位置付け」で僕が日頃から疑問に思っている「戦国時代」という区分について同じような問題が掲示されてて、200年という長い期間で時代の変化を捉えようという主旨の本です。100ページちょっとと手軽に読める量にまとめられていて800円。
時代の変化といっても武家の中での上下意識の話が中心ですが、各地で起きた有名な「乱」を例に見ていくだけでも面白いです。
まだ1章の「下剋上の時代」ですが、どのような時代の変化を背景に秀吉や家康が登場しえたと見るのか、先が楽しみ。
1章の目次
下剋上の時代…光秀の謀叛をどうみるか、下剋上の萠芽、甲斐常治と朝倉孝景、長尾景春の反乱、斎藤妙椿・妙純と石丸利光、細川政元と香西元長、長尾為景の成功、三好長慶の達成、下剋上と上剋下