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id:usaurara
――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

 
隔てているのは
闇の色をした川
見えなくても
聞こえなくても
人の世には厳然と流れているのだ
 
木枯らしに震える鉄骨にのぼる
ベルリンの天使をマネる
見えるのは
きみのいる風景
ぼくのいない風景
 

http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20101120

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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る


--- 収穫祭 --- 

ビロードの緑を一息で開く
金色の草原があらわれる

秋風のように撫でてやると

雫の形をした種が
ぽろろんぽろろん零れ落ちる

 

http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20101026

id:usaurara
――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

--- 泡 ---

http://dl.dropbox.com/u/4388412/Z0000011.mp3
(朗読所要時間 2分1秒)
BGMは右記サイトより借用(http://cgi4.nhk.or.jp/creative/cgi/page/Top.cgi

ソーダの海にとびこんで 
グラスの底から真珠の粒が 背中を押し上げるのを待っている
 
そんな夢をみているまに
ミント色が青をさして わたしは夏を見失った
 
また夏がひとつ泡のように遠ざかる
露光の足りないシャッターをいくつもいつまでも切り続けて
 

http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20100909
 

id:usaurara
――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

--- 孤独 ---

http://dl.dropbox.com/u/4388412/Z0000015.mp3
(朗読時間 2分18秒) 
BGMは右記サイトより借用(http://cgi4.nhk.or.jp/creative/cgi/page/Top.cgi


ことん ことん ことん
 心音は繰りかえす
 
どんどん どんどん
 葉脈を潤す
 
ことん ことん ことん
 足音は呼んでいる
 
どんどん どんどん
 僕らは近づく
 
ことん ことん ことん
 孤独  孤独  孤独
 
 
すべてのひとの 
スリープソング(子守唄)



http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20100903

id:usaurara
――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る


--- 炎 ---

http://dl.dropbox.com/u/4388412/Z0000010.mp3
(朗読所要時間:2分22秒) 
BGMは右記サイトより借用(http://cgi4.nhk.or.jp/creative/cgi/page/Top.cgi


ハレーションに疲れた頃 亡霊のように忽然と
崩れ落ちそうな畦から 滴り落ちそうな赤が噴き出す

彼岸花を描いたせいで父が逝ったと 母が悔いた夏
わたしは 母の中に女を見た

それから毎年 父の心臓の如く 母の情念の如く 
彼岸花は野良に爆ぜる

みどりのなかに炎が
ひとつ ふたつ みっつと



なにもかも燃やし尽くして 葉月尽


http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20100831

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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

ハコニワ第二期メンバー各位(事務連絡)
id:COLOCさま
id:dame_kana さま
id:nadja5 さま
id:alabasterさま
id:dancingleo さま
id:keiseiryoku さま
 
第二期のハコニワ書籍化、先発で私の発注したものが出来上がってきました。(写真参照

 
 
つきましては、下記の手順でメンバー様各自での発注をお願い致します。
 
1、発注書式https://www.hatena.ne.jp/info/hatenadiarybook#form

 
 ・HAKONIWAの日記(←ここ、重要です。間違えないようにしてください)
 ・2010年01月01日~2010年01月31日まで
 ・コメント欄 不要
 ・文字方向 横
 ・日付ごとに改…[全文を見る]

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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

 
--- Puffy ---
 
 

 
 
お前は真夜中の海峡を泳ぎ渡る
軍隊の静けさで降り立つ
 
真昼のお前なら
まつげに降りては「閉じろ」
くちびるに降りては「開け」
と駄々を言うのに
 
真夜中のお前は
圧倒的な非情と圧倒的な優しさでもって
わたしとわたしでない人の欠落を埋め
わたしとわたしでない人の隙間を埋めて
世界がひとつであるという夢を語る
 
 
だから 雪の朝には駆け出すのだ
真綿の橋が落ちるまえに きみに辿り着こうとして
 
http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20100222
 

id:usaurara
――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

どう思うて・・・w かわいいて!てか綺麗やな^^ で、なんでいまごろそんなこと言うてんのwww これいつの写真やねんなー><

id:usaurara
――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

おはようございます。わざわざどうもありがとうございます^^
 
半年って結構長いですから、ぼちぼちいきましょう。
これまでのハコニワにはないものも、どんどん遠慮なくやってくださいね。
こちらこそ、至りませんがどうぞ宜しくお願いいたします。

id:usaurara
――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

おはようございます^^
 
ミナさん、わざわざご丁寧にありがとうございます。
ご心配は無用ですよ。
ハコニワはハイクを縁に知り合った「書く人」の集まりで、
創作のスタンスも指向性も其々バラバラですw
約半年ののちに小さな「本」の形に残そうということだけが
みんなの共通項で、それ以外に縛るものはありません^^
自分のしたいこと、やりましょう♪
ミナさんとはもしかしたら少し近いものを探しているかも、
と私はこれからを楽しみにしています。どうぞよろしく!
 

id:usaurara
――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る


  • ------ お知らせ ----------
  • ここは定期的に創作をして一冊の本にするためのグループ
    「ハコニワ」の発表場所として作られたキーワードです。
    さて、次の第三期を始めるにあたってハイクでもメンバーを募集することにしました。
    作品のジャンル、志向性は問いません。一緒に「書くこと」を楽しみませんか?
     

     
    書く、という作業によって普段見えないものが見えてくることがあります。
    逆に見えていたものを見失うこともしばしばです。
    枷を嵌めることで自分を少し知ることが出来るかもしれません。
     
     
    詳細はid:usauraraまでお問い合わせください。お待ちしています^^
    (idコールもしくはidページへどうぞ)

id:usaurara
――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る
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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

「九月最後の一日に」
 

 
九月最後の一日に
青いハリガネの雨が降る
わたしの好きなアサガオに
一本一本染みこんでゆく
 
書かれた言葉
残された食べ物
捨てられた人形
全てを包み込むポリ袋の色で
 
夏の花がみな実を結んだあとの庭に
高く 高く
ファンファーレを鳴らしている
 
http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20090930#1254284040
 

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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る
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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る



月よ 月よ あなたが好きよ だけどあなたは あのひとの次よ
月よ 月よ あのひとに会うの 更けよ更けよ あかるい月夜

雪よ 雪よ あなたが好きよ だけどあなたは あのひとの次よ
雪よ 雪よ あのひとがいない 吹けよ吹けよ つめたい雪よ





白い雪が花に変わる 春の風が花に変える
城は影を黒く落とし 花はあかりに白く浮かぶ

ひら・ひら・散る・夢 桜・花・風・花  
はら・はら・降る・雫 桜・花・風・花

http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20090825

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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

----- 境界 -----

ヴェルヴェットの肌を
腕の内側にすべらせ
眼を閉じお前を感じる

七月の夜のなまぬるい私を
刺すほどに冷たき水蜜桃 ――お前は


完熟とはいったい
生きているもののことか
死んでいるもののことか
兄の遺体に添い寝した夜の
あの夜からはじまったこの永遠の問い




http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20090728#1248756295

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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

 
 
言葉に形をあたえるために
ひとつひとつを詰め込んで紐付ける
 
もはやわたしはバルーンのすきま
動くことは泳ぐことであり
身体にまとわりつく水圧を
猩猩緋の海を押し返すことだ
 
 
自分の灯台におはようと言ったら
また今日が待っている
 
 

 
 
http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20090626

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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る
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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

 
 
五月よ 
 
おまえはこんなに冷たい
ソーダみたいな空の色と
ソーダみたいな風の音を
緞帳の後ろに隠していたのだな
(ゆうべあれほど荒れ狂ったのはどこの御仁か)
 

(f:id:boundary-lineさんの写真を一部利用)
 
持ち越しているものと持ち越していくもの
その間に鋏を入れて身を捻じ込もう
舟の舳先のナイフになって 五月のコーダを奪い取りにゆこう
 
http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20090525#1243239697