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映画/華麗なるギャツビーのことを語る

5年前に観たバズ・ラーマン版の『グレート・ギャツビー』を久しぶりに観る。「彼は希望を見出だす類いなる才能を持っていた」という一文が、原書にあったと思うんですが、その意味がこの歳になると本当にズシンと分かります。ぼくの卒論はF.S.フィッツジェラルドのこの本と「冬の夢」という短編の組み合わせだったのですが、なぜこの小説が自分にとって『罪と罰』、『百年の孤独』と同じく特別かが分かる。ぼくの人生のキーワードは「希望を見失わないように生きる」だからだ。「喪失」とか「無常」とか言ったり、思ってたりしてたけれど、違う。この小説のテーマは、絶え間なく我々を過去へと押し流そうとする力の中で、希望を見出し、生きていくことだったのだ。このバズ・ラーマン版は、それが鮮やかに描かれていて、好きだ。

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