読了。鴻上さんの本は前にも読んだことがあるけれども、これは名著。特攻命令を拒否して、9回帰還したパイロットの話を通して、国家戦争、日本社会、人生の問題まで考えさせる内容になっています。ここまで太平洋戦争の特攻隊が象徴するような『日本特有の問題』を「命令する側」「命令される側」「傍観する側」で冷静に分析して、書かれた本も読んだ経験も初めてかも。右の人にも、左の人にも読んで欲しい。ぼくは著者の視点や考え方に、全面的に賛成です。
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本/不死身の特攻兵のことを語る
本のことを語る
なかなか読み応えのある島田雅彦さんの書評記事。イエス・キリストは「神は俺を見捨てやがった」という絶望を感じながら、死の淵に立っていたという話。
良心は誰もが持っているが、自由をタダでくれる支配者はいないので、戦って勝ち取るしかない。
この箇所がいいなあと思う。
今週の本棚・なつかしい一冊:島田雅彦・選 『イエスという男 第二版[増補改訂版]』=田川建三・著 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200627/ddm/015/070/003000c
本のことを語る
10分座禅の本を買ってしまいました。何年か前に只管打坐の曹洞宗の人たち御用達のお店で、結構本格的な坐布も買って持っているので、資産の有効活用を図ります。勉強も、座禅も、筋トレも限りなくやり始める敷居を引き下げて、継続するための方法を工夫していきます。
本のことを語る
自炊の必要が出てきたので、今回は勝間和代さんの本に頼ろうと思う。よかったら、ホットクックとヘルシオを買おう。料理にかける時間を極小化しつつ、健康で美味しいものを食べる!
本のことを語る
カミュの哲学や文学を知りたい時には、こちらの詩的エッセイ集もオススメ。表題作「シーシュポスの神話」は5ページくらいの作品ですが、優れた長編小説一冊分くらいのテーマが、本当に美しい散文で書かれています。人間の本当の勇気や尊厳は、山頂まで押し上げた岩を転げ落とされて、また押し上げようと、麓へ向かう中にあるんだよな。と、自分に重ね合わせて、思います。運命を嘆かず、岩を押し上げる、その瞬間に人生の全てがあるのだ。不条理に屈してはいけない!今ここを生きよう!と書きながら、強く思いました。
本のことを語る
若い頃、夏になると、繰り返し読んだアルベート・カミュの名作。灼熱のアルジェリアのある都市を舞台にした疫病との戦いを描いた作品だ。始めから終わりまで淡々とした小説なのですが、閉鎖された街での一人ひとりの物語が印象に残っています。ラストの海のシーンが本当に好きだ。暴風雨の中にいるような人生の勉強やCOVID-19が終焉した日に、素敵な女性が傍らにいて「今さら実存主義小説?」とか思われながら、この小説を読み耽る時間を楽しみにしています。この小説は、本当に素晴らしいです!
本/冬の夢のことを語る
チェーホフの「中二階のある家」、福永武彦の「塔」、フィッツジェラルドの「冬の夢」、コルタサルの「南部高速道路」、カーヴァーの「ささやかだけれど、役に立つもの」が5大好きな短編小説(ヘミングウェイの「白い像のような山並み」も好きだ)なんだけれど、小説の真髄を教えてくれたのが、たぶんこの「冬の夢」。短いけれども、圧倒的な美しさに満ちた短編小説だと思うのだ。コルタサルも、カーヴァーも大好きだけれど。そう言えば、この何年かちゃんとした小説を殆ど読んでなくて、残念だ。
本/死を生きた人びとのことを語る
良書っぽい。いつか読みたいな。ほぼ日で著者と糸井さんとの対談が連載中。
/本