/母

大河２話目にして脱落したという。もうすぐあの人も出なくなるからという。
「もう密航しようとしていたのよ。」
いやいや、これから投獄されて檄文とか書くし、ぐるぐる巻きで日本のこれからについて熱弁をふるうシーンもあるし、小栗旬もやってたけどかっこよかったよと言ったら
「じゃあ、観る。今日から（たぶん、その辺りまでは）観るわ。」
なので、18時までに一緒に夕食を済ませて、お邪魔にならないように帰ってきました。あと何話くらい出てくれるのかなぁ、あの人。

古くからの先輩でもあり、義理の姉でもある伯母をとても尊敬している母。今月2回電話でおしゃべりをした話を思い出した時に思い出したことだけ話してくれるのだけど、今日の内容
母「でね、おばさんには◯◯さんっていう親友がいて（以下、親友の説明を母と伯母の会話形式で展開）で、そのお友達が中州で上映しているなんとかいう映画がとてもいいって言って（以下、という話を母に語る伯母と母の会話形式で展開）で、それが歌舞伎が何かでどうしたっていうので、それでお母さんが『奥田なんとかとか』」
私「奥田瑛二？」
母「そう、奥田瑛二とか安藤和津とか、その子供とか…[全文を見る]

大河観る？と聞くので、観ないと答えると、目をきらっとさせて
「お母さん、観る！」と宣言。
母「主役はあの子だけど、周りがね！」
私「伊勢谷も出るしねぇ。」
母「そう！」
私「でも、すぐ死んじゃうでしょ？」
母「まぁね！」
それでもいいらしいです。潤沢にイケメンが出ますからね。

ペケポンを観ていて、瞬時に池松壮亮君にロックオン。
母「この子は誰？」
池松壮亮と言って、最近活躍していて、「ライオンキング」のシンバ役でデビューしたんだよと説明。少ししてから思い出して、確か福岡の子だよと伝えると
母「池松っていうから、そうだと思った。友達のお嬢さんの嫁ぎ先が池松さんっていうの。」
え！？もしかして手繰りに手繰れば母の知り合いになるの？池松君は！！と一瞬浮き足立ちましたが、だからどうなるものでもないと、すぐに着地しました。

妹からもらった、扉を開けると喋る冷蔵庫のマスコットのセリフをメモっている。
マ「つかれたやろー。」
母「うん、疲れた疲れた。」
会話もしている。

来るなり、おこたをのぞいて「ごまふくちゃーん」

「今日は一日何もしなかった。歩数も448歩！」とメールしたら
「おとなげないですが張り合って、1972歩」
と返事がきました。

先日のこと。
ご詠歌の大会に出かけたお寺さんから坐蒲を買って帰ってきた。
「ずっとほしかったの！」
ご詠歌行って、ただお茶飲んで、ただお菓子食べて、思う様しゃべり倒して帰ってきているだけに見えて、心の奥底には信仰心がしみしみと降り積もっていたのかなぁと思っていたら
「今、使っている尻助、固くて痛いんだもの。これ、ちょうどいいわぁ。」
二代目尻助かぁ。

今日は温めるだけとはいえ純豆腐鍋と、ブロッコリーの温サラダと、お刺身と、母が昨日茹でていた人参、ジャガイモで夕ごはんだったんですよ。アサヒスーパードライも飲んでいて、ごはんもよそってあったんですよ。なのに
母「はい！」
ってゆで卵を渡すんですよ。
これ、今食べなきゃいけない？って思いますよね。
受け取った手でそのまま食べましたけどね。

それかもしれませんねぇ！
銀杏剥いたり、絹サヤの筋取ったり、指先使い続けると、そうなりますねぇ。
どんな甘栗アスリートだ！？って思いましたが、母の言葉が理解できました。ありがとうございます！

実家から帰ろうとすると、テーブルの上の甘栗を割る用の爪を指して「これ、どうする？」と母。
私「捨てちゃって…あ、でも、また使えるかなぁ？」
母「何かにねぇ。」
私「何かって…甘栗を割る以外に…何に…。」

とりあえず、とっておくようです。

実家に聘珍楼の天津甘栗を差し入れ。中に甘栗を割る用の爪が入っていた。
私「これ便利だねぇ。自分の爪が真っ黒にならないで済むもんねぇ。」
母「ねー。肉離れもしないで済むしねぇ。」

甘栗割って肉離れってする？

神田達磨の前で「ここのたい焼き、おいしいよ」って言った時は「カレーまで何も食べない」っていってたのに、神田明神を出る頃には空腹で、小川町広場に着いた時点では、もう動けなかったという。（自己申告）

娘「朝ごはん食べなかったの？」
母「食べた。バナナとヨーグルト」
娘「バナナはエネルギーになりやすいから、神田明神の階段で使い切ったんだね…」

習い事のお教室主催の発表会＆ハロウィンパーティーに行く。
母は玉すだれ教室所属。お揃いの帽子にそれぞれが意匠を凝らした飾りをつけるのだけど、母は以前お友達に作ってもらった布の南瓜に鳥の毛をふわふわあしらったものを用意していた。
ものすごく楽しかったそうだ。よかったよかった。
武者小路実篤風純和テイストの南瓜飾りも好評だったそうです。

昨夜、パッキーマオと箱パルム一本、お友達にいただいた美味しいチョコレートを食べて、寝て、起きたら、体重が1kg減っていたという。
「なんだよ、うらやましいな。」と思う吉宗であった。

バス停にいたら、見覚えのあるご婦人が隣に並んだ。母だった。
シミを消しに皮膚科へ行くらしい。
「なんだよ、その女子力」と思う吉宗であった。

実家に寄ると「いいお肉があるから食べて！」という。見れば、国産和牛の薄切りがお高いかんじの丸いトレイに乗っている（3割引シール付き）。どうしたんだろうと思ったら

母「検診センターの測定で体重が500g減ってたの！」

母が500g減って、私が国産和牛を食べられるなら、何も文句はないが…。

母「ビールもどうぞ！」

喜び過ぎジャマイカ。

珍しく、水の分量を計量カップで量っているなーって思っていたら、茹で時間は勘だった。

カレーを食べながらダイエット番組を食べ、ごちそうさました途端
「ケーキあるわよ。」
さっきまで渡辺徹のこと笑ってたじゃないですか。

ニュース９に登場した岡田君を食い入るように見つめて
母「最近は歌は歌わないの？」
まさか…！ライブに行きたいんじゃ…？