実母婦人。
身内受けは極めて悪いがよそ様には愛され系で人気者。
習い事に行けば初対面で世話を焼かれ、道を歩けば見知らぬ人に声をかけられ、映画を観に行けば隣の席の女性にお茶に誘われる。
「メールアドレス教えたくないときに断るのがめんどくさいのよ」。
「最近知り合ってお世話になっている方ね、息子さんが・・・友達が、いないんですって・・・!」
「え、そんなのいまふつうじゃない?」
「ひとりもよ?」
「わたしも仕事関係以外でこっちに知り合いいないし、もちおもわたし以外に友だち一人もいないよ?」
生ける誘蛾灯みたいなあなたとは違うんですよ。
私「春のセンバツは中島みゆきかなぁ」
母「あら、ちゃうんやで。あのー雪の…。
ほら、雪のアナの女王!」
雪の穴!カマクラか!
骨董品大好きな実母に、祖母が買って祖父が残した骨董品をあげることにした。
「もらうわ。普段使いにする」
「『普段使うような器じゃない。売ればいくらかになる』っておじいちゃま言ってらしたよ」
(真綿に包まれて桐の箱に入っていた。)
「え・・・」
「お義母さんにあげることなかったのに!うちがもらえばよかったのに!」←もちお
「いつか母がいなくなったらこっちにまわってくるでしょ」
「写メ撮って目録残せばよかったのに」←妹
「なんで?」
「後で『これはママが自分で買ったのよ?!』って言い出すパティーン」
家庭内あるあるを忘れていたことを指摘されて愕然。
セカイノオワリ(英語表記めんどう)がTVに出ていた。
母「この人達がセカイノハテかい??」
自分「(この前はコノヨノオワリとか言ってたのに…。)違うよ。セカイノオワリだよ。」
母「あー??この人達は一体どこまであるのさ??」
自分「終わりまでだよ。果てまではないよ。」
母「あら!!この人すっごいブサイク!!見てごらん!!スゴいわ!!」
自分「(ファンの方本当にごめんなさい)止めなさいよ。人気あるんだよー。」
母「あららーひどいわー。チャンネル変えなさい。」
ピッ
自分「ちょっとぉぉぉぉ!観てんだけど!!」
母「あらっ?母さんは観てないもん。違うのないの?」
自分「こっちは観てるの!嫌なら見なくていいから!!シッシッ」
母「あっ、母さん熱いお茶が飲みたい(・ω・)アンタ飲まない??」
自分「あっ、飲む。」
母「淹れてちょうだい。」
きぃぃぃぃぃぃぃ。
継母ちゃん、最近じわじわと鬼姑モード。
「お正月はどうしてたの」
「普段のご飯食べて寝正月だった。お米切らしてお餅食べたりしてた」
「酷い女房ねえ、普通は離婚よ、離婚!ねえ?」←娘婿に。
正月に米切らして離婚ってどこの因業農家よ。
一人で台所に立ちながら
「あっもーちゃんと上むいときなさいよ!上向かせたんだから手間かけさせるんじゃないわよほんとにもう」
私「ねぇ…誰と話してるの?」
母「にんじん」
話してない話してない
保険もおりたことだし(そこか)、とウチの猫様の新しいバギーを購入することを決意。
店頭の見本を見つつキャリー部分を黒、茶、赤のどれにするか悩んでいると・・・
母 「茶色が無難じゃない?(←猫様も茶色なので) 赤も良いけど、将来男の子乗せるかもしれないしねえ。」
・・・そ、それは二匹目か二代目飼っても良いということね!?メモるよ?メモっとくよ?
大河観る?と聞くので、観ないと答えると、目をきらっとさせて
「お母さん、観る!」と宣言。
母「主役はあの子だけど、周りがね!」
私「伊勢谷も出るしねぇ。」
母「そう!」
私「でも、すぐ死んじゃうでしょ?」
母「まぁね!」
それでもいいらしいです。潤沢にイケメンが出ますからね。
最近 母がちょっと風邪ひいたり 体調崩すたびに
すぐ「重い病気の兆候なんじゃないか」って思っちゃう
去年入院してからそう思うようになった
母「ジャニーズで次にくるのはセクスィーゾーンだね。」
じわじわくる。
[どっち派?]
何か悩んでいる様子の母。
私「そんなに眉間に皺寄せて、何を困ってんの?」
母「玉山鉄二と石立鉄男、どっちの名前が硬そうやと思う?」
うーん、そうだなぁ…や、どっちでもいいですよ、ソレ。
継母婦人
娘婿が泥酔して前後不覚なのでご機嫌。
「あたしも新宿いたときはよくやったわ~。大声で歌いながら帰ってさ。自転車こげなくて植え込みに倒れこんで、もうおっかしくっておっかしくって、笑いながら寝ちゃって。朝になって伊勢丹の子たちが見つけてくれて『大丈夫ですか?!』って」
すてきな高原で過ごした青春の夏を語るような口調だった。
フィギュアスケートを観ていた母上が真っ先に述べた感想。
「今時の子は皆名前が凄いわねえ。」
もしかして熱心に観ていたのは読み方を推理していたのでしょうか(汗)。
娘製作、ウチの猫様ばばーんの年賀状を見て一言。
「本物より可愛いわね。」
褒めてもらったのかそうでないのか判断つきかねます。
お母さんはしばしば暴言を吐くので同居したくない。
根本的に気まぐれな人で、昨日もクリスマスプレゼントといってハンドクリームとロイズのクッキー詰め合わせをくれた後に暴言爆弾です。
そして何事もなかった顔で気をつけて帰るのよ~着いたらメールしてね~。
悪気なき暴言。一番たちが悪い。
そして気まぐれに振り回される自分が嫌。
どうか母が寝たきり介護とか認知症にならないことを切に願います。
おむつの世話どうこうより、感謝と罵倒の繰り返される毎日なんて堪忍です。
父の入浴介護サービス終了約二十分前
「十分位で戻ります」
とすでに片付けに入っている介護のかたがたに断って近所に今日だけ出張してきている修理屋?に腕時計を持っていった
母不在時は私が応対するのだが入浴介護終了時に母は父の健康状態などについて、よく話し込むためである
しかし十五分たっても帰らず
「お待ちしておりましたが特におつたえすることもないので」
と私に言って介護のかたがたは帰られた
その十分後、ようやく帰宅した母
「あら間に合わなかった?いつもより随分早かったわねぇ急いで走ってきたのに~あ、お昼買ってきたわよ」
いや時間は大体いつも通りですし、あなた全然急いでないだろ
私 「『母が重い』だって。」
母 「そうねー、重いわねー、体重は。」
私 「あっ、それ私が言おうと思ってたのに!」
母 「だから先に言ったに決まってるじゃない。ほほほ。」
母 「あ、でも軽いわねー、言ってることが。」
私 「そうねー、ノリは軽いよねー。」
母 「ほほほ。」
私 「ほほほ。」
とりあえずウチはNHK観なくても良さそうである。
親戚が亡くなったことで電話が来たときに、
「hanaとこう言うときにしか会えないね」
って寂しそうに言ってた…。
高校卒業後と同時に海外を含めて飛行機でしか実家に帰れない所にずっと住んでて、会えないのが当たり前って私は思ってたけど、お母さんは寂しいのかなぁ?
札幌にいるのも期間限定だし、それでかなってのも思うけど、なんかそう言うこと言われると年取ったなぁって感じがして悲しくなる…。
クリスマス用にと生協でケーキとチキンを注文したらしく、それが今日届いた。
母「明日ケーキ食べる?」
え「いいんじゃない?」
母「チキンもあるよ」
え「…クリスマス用じゃなかったの?明日まだ23にt…」
母「冷凍庫がギチギチだから早く空けたいの!」
え「………」
いいけどね。
注文するとき散々「今年はクリスマス家にいるのよね?」と確認していたのはなんだったのか…