/いだてん

それほどクドカン作品に詳しいわけでも惚れこんでいるわけでもなく、
ほとんど大河をリアルタイムで観ない（おっかけDVD鑑賞はする）やつなのですが
今回はめずらしく初回から観ました！　これは楽しい...ツカむパワーがつよい...
T・K・G！T・K・G！！

「第一章はだいたい『ゴールデンカムイ』と同時代の話」ってきいて、めちゃくちゃ納得してしまったんですよね

アレ…なんかどうしてもTNGじゃなくTKGって書いちゃう
そんなに卵かけご飯を刷り込まれてるのか…

かき氷を四三くんに奪われた柔道家の人が、映画刀剣乱舞の大太刀の中の人ね！　納得！（でっかい）

「運動は是」、「文学は教養」、という私の生きてる今の常識が
100年も昔じゃない時代には　非常識だったことが伝わってきて、
人の世の常識なんて　あっという間に移り変わり、くつがえってゆくんだなあ　ということを強く印象付けられる物語だな～、と思う

ラストの映像と構図、めちゃくちゃ美しかった? なんというかこう…ドラマや映画というより、漫画の決めゴマのような

個人的には高速道路を通す工事中の、昭和のホコリっぽい日本橋のシーンのほうが、よりウルっと来ちゃった…
自分が知ってる「あの日本橋」の景色がまさに作られていた時だったんだな〜って…

孝蔵と四三が交錯した日本橋の、欄干の像が「麒麟」って出来すぎてやしない……？！？ ゾクっとするわスゴイわ…
（来年の大河タイトルは『麒麟が来る』)

再放送＋これまでのハイライトおもしろかったです…
勝海舟(大河ドラマっぽいので3回言いました)
基本「いろいろとダメな人はたくさん出て来るが、悪い人は1人もいない」世界…よいな…

泣ける泣けるの連続の後にそのオチやめーや……！！(いいぞもっとやれ)

シベリアで鉄道、と聞くと水野晴郎先生を思い出す派なんですよね

大森夫妻のイチャイチャが、事情を知ってしまうとひどく切迫した愛情表現に見えてくる…

出汁のない味噌汁という、日本人にとって「味気ないもの」の慣用句にすらなってるものを
毎日食らわされるだけでも「ないわー」と思ったし
そりゃストレスだわって共感したけど、もしかしてあれ、名古屋でファンが味噌をくれなかったら
味噌汁さえも飲めなかったのか…？

ついっただと私、オタク濃度濃い目のタイムラインなので…
みんなが 今日の三島天狗に目の前でTNGしてもらった金栗四三のこと、
「推しのファンサもらった時の俺達そのもの」って言っててすごい笑った
勘九郎さんの演技がそういう意味で迫真だった

笑ったり泣いたり忙しいわ……
「トイレの便器の位置が高い」ことが、こんな哀愁と絶望を伴って語られたドラマが未だかつてあっただろうか

銀魂からそうらしいけど かんくろうさんは全裸のシーンは本当に全裸で撮らなきゃいけない、
という矜持を持っていらっしゃるのかなあ

次回いよいよマラソン競技が始まるけど、これ金栗氏のゴールシーンは
ドラマ全体の最終回に来る展開じゃないですか……(ドラマ的にはネタバレなので書かない)(調べてのけぞった)？？
そんな…出来すぎた史実があるかよ……？！

400mを終えた時の日本チームの表情 全員泣き腫らしたような目をしていて
あれは演技ではない…ドラマじゃない…ドキュメントの表情だったよ…！
(実際に斗真さんが走ってから撮ったそうですね！)

明治パートが胸熱だったのに対する、昭和招致チームパートをどう解釈して良いのか戸惑ってる
1964招致メンバーですら、嘉納先生は辛うじて知ってるけど 四三や弥彦の名が既に忘れ去られてるというのは、
「時の流れの残酷さ」なのか… あんな偉大な人達を何で知らないの？！ って視聴者の目線でイラッときちゃった ?

アニコの奇声が保存されなかったのは 当時の録画が無声で良かったな、とちょっと思った…
でもそれは、会場でわき起こった温かいニッポンコールも記録されてない、
昭和の人々は知ることがない、そこに想像が及ばないということで…
ままならないなあ…