/それ以上いけない

今日は西日があまりにまぶしかったので、肉眼でしげしげと見つめてしまいました。

どういう因果か、今目の前にある桃の納期までの間にすっぽり収まっていた病院の予約×2回。片方は説教されるだけだからまあいいとして、もう片方は体に悪い液体を体内に取り込み、台の上にのせられぐるぐるまわされ恥ずかしい姿を写真に撮られるという野蛮な扱いを受けるもの。あれをやられると基本的には一日が終了してしまう。それに微妙に遠くて行程の徒歩を足すと一時間越える。だからもう本末転倒はわかっているけどキャンセルしました。
そしたらあらふしぎ。不安が消えて、阿佐ヶ谷姉妹の歌う「ボヘミアン」を聞いてしまいました。

晩ごはんの後、夫は床（ゆか）で眠り込み、私は風呂で寝た。
ほんとにいけない。

いけない、一回ありありと映画館をイメージしてしまったら、労働意欲の低下がすごい。ふぁー。何か、労働意欲の高まる音楽を……とか、言っているからいけない。高橋幸宏は先週わーはぴで今週ライジングなのだ。幸宏は働いているぞ。そしてライブ後は釣りらしい。温泉にも入るだろう。

冷蔵庫から胡瓜の漬物をまるまる一本取り出してまるかじりするところだった。せめて切って食べないとナ。

食べても食べても供給される数の子。

恐怖をおぼえるほどにやる気が出ない。いっそ、一眠りして、時間がなくなれば……

昨日、『スパイのためのハンドブック』を注文してしまった。来週届くらしい。そして今日、

買っちゃったね。「ミッション:インポッシブル / ローグ・ネイション」と「キングスマン」と「007 スペクター」と「コードネーム U.N.C.L.E.」が私の財布に穴を開けます。

姪が、昔私が住んでいた二階の部屋を今使っているんだけど、つい、夜中この位置からこういう角度で顔をあげるとあの鏡、まじこわいよとか、うちの階段13階段だよねとか、こっちの窓からお墓見えるよとか言いたくて言いたくてたまらない。

思い切ってごはんを食べてみるというのはどうだらう。

いま、「モンドセレクション銀賞」で始まる大変毒のある文章を書くところだった。あぶない。
いっちょ風呂でも入っちゃおうかなあ。

にんげんひとりが横たわって雨の音を聞きながら瞑想にふけるのに最適な暗さと狭さ。