「教皇選挙」
・信仰の大切な部分をえぐります。神はなぜ我らをこのように創りたもうたのか
・でも、フィクションだというのはわかる。えーそこで普通お祈りするじゃろ、って思うシーンもあったし…
・前教皇さん、エンドロールで役名が DEAD PAPA という表記だったから笑っちゃった
久しぶりに3点にまとめたくなりました。
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「教皇選挙」
・信仰の大切な部分をえぐります。神はなぜ我らをこのように創りたもうたのか
・でも、フィクションだというのはわかる。えーそこで普通お祈りするじゃろ、って思うシーンもあったし…
・前教皇さん、エンドロールで役名が DEAD PAPA という表記だったから笑っちゃった
久しぶりに3点にまとめたくなりました。
次は二本目。
『首』
・容赦のない暴力と男同士の入り組んだ愛憎がエグい。
・全員悪人。この織田家に真っ当な人格者はいない。
・本能寺の変とラストは「そう来るか?」と思った。
今日は映画を2本ハシゴしてきました。
まずは一本目。
阪神タイガース THE MOVIE 2023 栄光のARE』
・今年の阪神のダイジェスト版ドキュメント。
・監督、コーチ、選手のインタビューもあって面白かったです。
・試合シーンが映画館の大スクリーン、大音響で上映されていたので、迫力があって、実際に球場に見に行っているような気分になれました。
《映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐》
・勝ち抜けば願いが叶うデザイアグランプリで闘うのが今作の仮面ライダー。その闘いは簡単に世界を創り記憶を操作できるようになった未来の人間の娯楽。(TV本編ネタバレ済み)
・空虚な欲望をおもちゃにしているように見えたが、未来の人間は既に肉体も地球も失いデータだけの存在。空っぽにならざるを得ないことに少し合点。
・TV本編はライダーを“推す”ことで闘いに介入するオーディエンスを描く。身勝手な消費者の投影に見えますが、映画はライダーを応援する子どもたちをオーディエンスと位置づけているので控えめ。未来人の1人の鈴木福君がヒーローショーのお姉さんの役割。
《しん次元 クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~》
・宇宙から飛来した光で超能力を得た男としんのすけの闘い。原作は2000年代でリストラされたサラリーマン。映像化したら派遣社員+ドルヲタなのは偏見あり過ぎ。
・しんのすけが理解者になるのは良いけど、改心した男に野原一家が「頑張れ」と連呼するのはツライものがあった。不条理に苦しんだ人を応援するだけなら逆にしんどくなる。
・ある批評家の言葉を借りれば、セカイ系は数あれど問題を解決するシャカイ系のアニメは滅多にない。解決・改善した上でモテる承認欲求は別モノだと説教するぐらいで丁度いい。
『ソロモンの偽証 前編 -事件-/後編 -裁判-』
・中学校内で亡くなった生徒が自殺なのか殺人なのか? 生徒の裁判で真相を探ってゆく。いじめの加害生徒でも嘘の告発による殺人の冤罪は晴らす。しかし嘘まで付かなければならなかった告発者の怒りも加害生徒にぶつける場面は圧倒される。
・2000頁超の三部作の原作は図書館で借りて先に読みました。映画では弁護士役の男子と検事役の女子二人に絞られたため、弁護士の助手役の男子生徒の存在感が薄い。大人びた前記の二人との対比で、おとなしい子が家族に起こした事件が削られたのは残念。韓国版とWOWOW版もいずれ見よう。
・『傷付いているのに嘘を言う』と友達を拒絶した生徒。『傷付いていても良い思い出があればやっていける』と彼に差し伸べた思いが伝わらなかったのかと感じてました。
「名探偵コナン 黒鉄の魚影」
・灰原、ヒロインとして完璧
・ウオッカ…面倒見のいいやつだな
・ベルモットは目立ちたがり?
昨年は残念な出来だったけど、今年は楽しめました。久々に推理ショーもあったし。昨年のメタいネタは今年へのフリだったのか…。
『シン・仮面ライダー』
・アクションはオリジナルへのリスペクトは伝わる。主題歌の『レッツゴー!!ライダーキック』は良いけど庵野演出と菊池俊輔先生のオリジナル音源が合わない。
・爽やかなイケメン青年だけど内面には苦しみが…が藤岡御大の魅力だがコミュ症な本郷猛(1号)だと人間性の幅が狭い。警察や公安との協力もあるが、組織と個人の軋轢も今世紀のライダー作品より弱い。二人で一人のライダーになるのは近年の作品や原作コミックの要素が出ていてあり。
・リメイク作品なら『仮面ライダーブラックサン』が差別を描いて責めまくっただけに、ショッカーのボスが人工知能で目的が人類補完計画の小型版になるのは代わり映えしない。庵野秀明は監督演出に専念して脚本は誰かに委ねるべき。
『リバイスForward 仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』
・人間に潜む悪魔と契約して闘う仮面ライダーリバイスのスピンオフ。主人公一輝(リバイス)の弟が大二がライブ。大二から生まれた悪魔のカゲロウがエビル。先輩のヒロミがデモンズ。
・兄へのコンプレックスで生まれた悪魔は自分と瓜二つ。自分の中の許せない部分で自分自身の投影。認め合えれば力になり「説明しろ」「察しろ」と言い合える。
・ヒロミにもそっくりの悪魔が現れたと見せかけ、本当は科学の悪用で生まれた存在。本編の巨悪亡き後の危機として良い。
(こちらも書きました)→https://17on.site/RASEN-KAIDAN/899986
『仮面ライダーギーツ✕リバイス MOVIEバトルロワイヤル』
・例年どおり今年の映画一本目はライダーコラボから。主人公ライダーは夏映画で顔見知り、女性ライダー同士は動画のアカウントで繋がる時代。
・悪のライダーになるのは政治家一家の落ちこぼれた息子。暴行を父の権力で揉み消すリアル志向、相棒ならいいけどライダーだと薄くも見える。
・2002年の作品である仮面ライダー龍騎から3人のライダーが登場。城戸真司から桜井景和へ。戦いを終わらせたかったライダーが20年越しに似た考えを持つ後輩に語るラストは良い。オールライダーにはもう無理があるしテーマの共通する作品のコラボを歓迎。
【1月28日追記】
(こちらも書いてます)→https://17on.site/RASEN-KAIDAN/899751
『シン・ウルトラマン』
・庵野作品はエヴァみたいに内面を掘り下げまくるものと、ゴジラのように社会を映すものがありますが、当然後者の系譜。
・外星人(宇宙人)のような強大な力に平気で依存したがる日本と世界への警鐘が含まれますが、震災と原発事故を踏まえたゴジラに比べると、ウクライナ危機を考慮しても弱いかも。
・神よりも伴走者を選んだ初代ウルトラマンに比べ、死神でしかないゾフィーが恐ろしい。それでも人類そのものが兵器になる道を開かせてしまった贖罪から地球との関わりを決断した二人を見ると、ウルトラ兄弟の世界観には合っています。佐々木守、金城哲夫、上原正三のような作品が求められたら『シン・ウルトラセブン』が見られるかも。
『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突』第三章
・同盟の民主主義の危機。
・原作とも石黒版とも違う「要塞対要塞」。「なるほど!こう来たか!」という感じ。
・焦るケンプ、迷うミュラー。登場人物たちの心理描写に見応え。
『シン・ウルトラマン』
・未知の存在である「巨人」(ウルトラマン)がいきなり現れたら政府はどう対応するかという問題。
・地球(というか日本)に馴染みすぎているメフィラスさん。
・評価はさまざまあるだろうけど、映画作品としてはよくまとまっていたし、面白かった。
『ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021(リトル スターウォーズ)』
・ロシアのウクライナ侵略に重ねられてたので見に行きました。地球に逃げてきた少年大統領パピ、他国の侵略ではなく自国の軍隊の反乱、しかも王制復古を狙った反動クーデター。この辺に藤子・F・不二雄の思想が色濃く出てる。
・軍人すら信用しない独裁者は無人攻撃機を多用。原作は見てないけどドローンが戦場で多用される時代に合う。
・蜂起した市民によって独裁者がムッソリーニになったら?は穿ち過ぎだけど、スネ夫が撮る戦争映画にパピが怒る場面があっても良かったのではと思う。
『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』
・2010〜11年の作品の続編。3月の限定上映で見ましたが悩ましい結末。ヒーローが帰ってくる必然性としての世界の危機と、本編で失った仲間が戻るための自己犠牲は仕方ないのか。
・火野映司(オーズ)の想いは叶っているようだが、見る側には辛いものがある。これがファイズだったら理解したし、フォーゼのような仮面ライダーをやりきった結末も考えてほしかった。
『仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏(トリオ)』
・いつもなら主人公は置いて、サブライダーを主役に据えたスピンオフが造られるが、今作は主人公を含むメインのライダー三人に絞った続編。
・本編の戦いに巻き込まれた犠牲者の無念も受け止める剣士たち。流血や重い恋愛も避けずに描く。ライダー(剣士)たちを恨む者たちが、人々の記憶から存在を消そうとする。
・戦いを終えたヒーローが次の役割に出会えるのか。三人の剣士がそれぞれ息子・恋人・父親への思いは届いても、役割を続けられるには遠いのか。
『新選組!! 土方歳三 最後の一日』
・大河ドラマの続編、放送は2006年で近藤勇(香取慎吾)の死後を描く。山本耕史の顔がキレイやわ。
・死に場所を探して転戦していた土方歳三。榎本武揚の国家構想を聞いて息を吹き返し、生きるために戦おうとする。斥候?情報伝達に向かう十代の池松壮亮に「酒を呑めないのを恥じることはない。頼るのは弱い男」と諭す。それ私に言ってます? 「酒は一人で飲むもの」には共感。
・片岡愛之助の榎本が北海道の石炭や鉄、ワインや乳業を語るのは魅力的だが、蝦夷地を「平定」「開拓」と躊躇いなくナレーションで語らせたら、近代日本の負の部分が学べないぞ三谷幸喜。
【追記】
・「近藤になんと詫びれば」と悔しがる土方に「ごめんなさいでいいじゃないか」と諭す佐藤B作(箱館奉行永井尚志)が素晴らしい。
『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーション』
・2022年初映画は仮面ライダー50周年記念。現在展開中のリバイスの感想はこちらです。https://17on.site/target?word=%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B9
・1971年、2021年、2071年と100年に渡るストーリー。1971年から100年後にタイムスリップした男。父親の役割を果たせなかったこと、研究に魅せられショッカーに手を染めた後悔を抱く。
・罪を悔いて父と子の和解につなげたり、藤岡御大の息子真威人を1971年の仮面ライダー1号:本郷猛に起用するのは良い。しかし本郷猛に改造されたことを感謝していると言わせたラストは駄目だろう。赦されずに罪を背負わなくちゃ意味がない。
「悪人伝」
ネトフリで視聴。
・連続殺人鬼がよりにもよって暴力団の親分(マ・ドンソク)を襲ってしまう。
・暴力団の親分と協力して殺人鬼を追う刑事は暴力団以上に暴力的だったりする。
・マ・ドンソクさんの笑顔が怖いっす!
「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」
アマプラで見ました。
・各国の翻訳者たちは一癖も二癖もあり。キャラが立ってて面白かったです。
・中国人翻訳者と中国語が割と重要なシーンに絡んでます。
・二転三転する「真相」。最後のドンデン返しが見物。