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今起きたことをありのままに話すとのことを語る

個人経営の食料品店で山崎パンを選んでいると、ラジオから恭しい調子のこんな曲紹介が聞こえて来た。

「それでは大阪出身のグループ、シャ乱Qの曲を紹介しましょう。『空を見なよ』」

あまりにも新人を紹介するようなアナウンスぶりだったで、一瞬90年代にタイムスリップしたような錯覚に陥るなど。

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某ラジオの録音をyoutubeで再生しながら、漫画を読んでいたら変なタイミングで「チャーーーー」とシンセサイザーの音が聞こえた。三和音くらいの。今の何?と動画を戻してみたが、そんな音は鳴っている部分はない。なんすか、幽霊によるサイバー攻撃かなんかですか。

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ナイス饅頭を[ナイス音頭]と空目して、キーワードを開いたら一番上でタヌキが踊っていた。

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午前零時近くの中央大橋。車道を挟んだ向こう側の歩道のはるか前方から名もなき詩/Mr.Childrenを熱唱しながら急接近するロードバイカーが、橋の中央付近で腰を下ろして夜景を眺めるカップルに気づいたあたりで声を潜め、カップルの地点を通り過ぎた途端に熱唱を再開するという逆ドップラー効果型喉元過ぎれば意気消沈を忘れる現象を目の当たりにしました。

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足の親指の爪を切ろうとしたら、爪切りが割れた。

やっぱり夜間に爪切ったらダメなんですかね(ヽ´ω`)

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路肩に寄せて停車しているトラックのフロントガラスの奥に、白いトラのぬいぐるみ二つと「我慢」という文字が収まった額縁が並んでいた。

白虎〔我慢〕白虎

という感じ。これは是非電子媒体に記録を残さねばなるまいとはた迷惑な使命感にかられてスマホを取り出そうとした時、運転席でやはりスマホをいじっていたちょっと怖い感じのドライバーさんが真剣な目をしたから、そこから一秒呼吸が止まって、星屑ロンリネス

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夜道。ただならぬ声が聞こえて後方を見やると、高音域の奇声(歌?)を発しながら急接近する自転車が瞬く間に私を抜き去り、ドップラー効果らしきものを体感した。

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会社の水道の蛇口を捻るとじわじわ生温かい水が出てきて、( ´-`)。o 0 (ああ今日の蒸し暑かったからなあ、いやでもほとんど日は差してないはずだけど…)などとぼんやり水が冷えるのを待つうちに、湯沸かし器がついてるのに気づいた。

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懐中電灯を持って顎の下から上方向に顔を照らしながら歩く少年と夜道ですれちがった。淳二?淳二なの?

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昼食を終えて運河沿いのベンチでぼんやりしております。対岸のもっと奥の方にある小学校にて運動会が行われているようで、徒競走の出走を告げるウグイス嬢のアナウンスが聞こえます。女子のレースになってからのBGMは、トップガンのテーマ曲→ビッグブリッヂの死闘という曲順。超熱い。

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実家にて、朝から父がジョジョみたいなポーズしてるなと思ったら血圧測ってた。

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二度もぶった!父なる神にもぶたれたことないのに!

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突風で吹き上げられた落ち葉に右の頬を叩かれた。

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買おうか悩んでいた商品のページをリロードしたら「完売」表記に切り替わった

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菓子パンの袋が風に煽られて、地面の上をカラカラと転がる速度が、ちょうど僕の歩くのと同じくらいのスピードで、そのまま100mくらい並んで歩いた。

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歯科衛生士さんが何やら施術している最中、不意にピアノソナタ「カツオ人間」を思い出して、鼻から「んふふ」と息を漏れた。きっと口の端もかなりにやけていたから、さぞ気味悪かったろうと思うよ。

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ぐあー朝めし食うぞー、という心持ちで夢から醒めたら、まだ23時台で、起きてみると全く空腹ではなかった。

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散歩中、歩道の正面から近づいてくる小型犬連れの老婦人に猛烈な既視感に襲われた。少し腰の曲がった老婦人は、フリルをあしらったオシャレな麦わら帽子をかぶって、赤っぽいノースリーブのシャツにデニムのハーフパンツという若々しい出で立ちで、小型犬の歩調に合わせてゆったりと歩いておられた。すれ違ってから、誰だっけなーあー何だっけこれ挨拶した方が良かったかなー、とモヤモヤしたまま、一度振り返ってそこで氷解した。老婦人、2年前のルフィにそっくり。

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暗い歩道を歩いていて、スマホの画面を凝視するあまり、電信柱に頭から追突した。眼鏡とスマホを落として舌を少し噛んだ。足元をめがねめがねと探した。俺はなんて駄目な人間なんだ。

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ブックオフのレジで鼻歌混じりの接客を受けた。