/北朝鮮

アメリカを「身震いするような現実に直面する」と脅すと言うことは、
大西洋公海上に大陸間弾道弾を打ち込むつもりだろうか。

北朝鮮はトランプ大統領候補支持なのかもなぁ。

そう言や、ワザと打ち上げ失敗して「日米韓の卑劣な攻撃により撃墜された」と難癖つけるって手段がございますわね。

鳩山氏がそのような意図で言ったとは思わないが、
北朝鮮ぐらいの小国が、届きもしないし打ち込んだが最後叩きのめされて国が終わるようなミサイルを海に何発か打ったくらいで首相が大騒ぎするような必要はない。
脅し以外の意味はないのだから、「ああ、報道で見ました」くらいのスルーっぷりでちょうどいいのだ。
後は漁船とか航空機直撃の心配だが、その辺の実務は首相の仕事ではないだろう。

拘束した記者を特赦で解放するようで、やっぱ「面子」なんかな、かの国が重んじるのは。
と思う一方、アメリカのやり方がうまいよなー、とも。
ビル・クリントン氏は「元」大統領で、別に今は国務長官でもなければ政府の人間でもない（議員ですらない？言わば市民？）ですよね。
なんのオフィシャルな言質も与えず、即効結果を引き出した。「元」が付いても「大統領」の重みをうまく利用しましたね。

日本にだろうが韓国にだろうが米国にだろうが、核が載ってようが載ってまいが、
ミサイルを落としたら確実に現北朝鮮の体制は終わる。
「絶対に打てない核ミサイル」なんて、そこらのチンピラのナイフより怖くないね。
　
必要なのは一点、北に「まだ何とかなるかも知れない」と希望を持たせ続けること。
それがある限り彼の国の（流出を除く）核ミサイルは世界に対して安全であり続ける。

ほらこうやって核実験とかやってくる国なんだから、ミサイルだかロケットだか分からないものなんか華麗にスルーしておけば、今回の外交カードにできたと思うんですがね。
北は「先に疑ったのはそっちで、国連決議はもう無効だ」とかいちゃもんつけて来る気ですぜ、おそらく。

米仏英は決議違反と考えてくれてるらしいけど、安保理で「問題なし」と判断されちゃったら、日本赤っ恥なんだけど。
その辺の計算してるんだろうかな。

今NHKでやってたけど、米国のなんとやらが「衛星軌道には何も乗らなかった」と発表したらしい。
考えて見れば大陸間弾道ミサイルならハワイとアメリカの中間とか、アメリカ大陸を飛び越えてちょっと先とか分かりやすい所に落ちないと宣伝にならんよなぁ、北的に。

まぁなんですね、今回のケースはPAC3は展開しないで、それどころか「人工衛星の成功を祈る」とか祝電の一発も打っておいて、
またいずれ北がもっと重大な危険行動に出たときに「あの時の協力を踏みにじる行為だ」「平和技術を軍事転用するとは」なんて恫喝する外交カードにすべきだと思うんですがね。

NHKが（他は知らん）「ミサイル」呼ばわりしてるのはいいのかな。
万一、人工衛星だったり、太平洋にドボンした後に、北から
「このように日本国はウリナラに対する不当な報道を続けており云々」とか
難癖付けられそうな気がするけど。「（ミサイルと思しき）ロケット」でいいじゃん。

敵がさ、ま、あえて敵と言うよ。
敵がさ、「武器なんかじゃないですよ」って言ってるものを「証明もしないで」さ、「お前それ兵器だろ」って攻撃掛けて泥沼に陥った国が友好国にありませんでしたっけ？
学習してないのか、ミサイル防衛システムを実際に試してみたいのか、両方なのか知らんですが。
　
この一発の、ミサイルの噴射部分が、間違って、日本に落下して被害が発生すると言うミリグラムクラスの確率に対して、幾ら掛かるんでしょうね？このPAC3。で、どれだけ下がるんでしょうね、ただでさえ低い危険率が。
　
そして、こっちの方もミリグラム以下の可能性だけど…[全文を見る]

ニュースでやってた「鳥取県の『北朝鮮からミサイルが発射されました、着弾地点は不明です』と口頭で伝える訓練」とか「自衛隊の花見の施設開放を中止」とか、言葉を選ばなければ「頭が膿んでる」としか言いようがないと思う。
ミリグラム以下のリスクを回避しようとして無駄も市民のお楽しみを削ることも厭わない。「自己責任」って言葉は歓迎しても「自己の責任」は忌避しようってか、都合のいい話ですな。
　
この過剰反応、9条と言う「専守防衛」を「盾」として敵に足かせを掛けるって発想自体が政府上層部では死に絶えかけてるんだな。と薄ら寒い思いになりました。これは近々に日本も戦争に突入するかも分からんね。
逆にこう言うのを「平和ボケ」と言うのだと思う。戦争がどんなものだかピンと着てないと言う意味で。

まぁええがなミサイルだろうが人工衛星だろうが、打たせれば。
こんなもの日米の揺さぶり目的で打つに決まってるんだから、「ああ、北朝鮮とか言う小国が近くにございましたね」然としていればよろしい。
迎撃なんかしたら向こうにいい口実を与えるだけで、限りなく0に近い今回の着弾の危険性を0にするために「今後の着弾の可能性」を一桁上げるような真似は如何かと思う。
事故を装おうが日本に一欠片も着弾させられないのは北朝鮮の方だ。それやったら確実に体制が滅ぶ。少なくとも向こう20年はロケット打ち上げは不可能になる。
こんなチンピラの恫喝に等しいチャチな動きであたふたした動きを見せる器の小さい日本国政府であって欲しくない。その為に自分の頭の上にロケットの本体が落ちてくる可能性が0.数%から数%に上がるかも、ぐらいのことは我慢しますよ。国民として。