相変わらず『外道クライマー』(本の名前です)が大好きな夫の人、書店の自己啓発本の棚の前を通りながら目に入った『◯◯の哲学』とかいう本来の哲学や現代思想に関係なさそうな本を目にして、
「◯◯で哲学だと? そんなことの前に『外道クライマー』を読め!」
と毒づく。
その後、アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した『FREE SOLO』の主人公、アレックス・オノルドが載っている2019年3月号の「ナショナルジオグラフィック」とプーさん展の図録を買って帰宅。
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家族との会話を晒すのことを語る
家族との会話を晒すのことを語る
『外道クライマー』を読んですっかり宮城公博さんのファンになってしまったらしい夫の人。
夕刊に載っていた『ストロング本能』という自己啓発本の広告を見て、
「こんな本を読むくらいなら、『外道クライマー』買って読め!」。
そしてわたしが
「この宮城さんとタイに行った高柳さんて人を見ると、やっぱりおかしい人にはおかしい人が寄ってくるんだね」
と言ったところ、
「うーん、宮城さんにクソ柳とまで書かれる経緯を読んでると、おかしいっていうより……、頭が悪い?」。
宮城さんとはバカの種類が違うと言いたいらしい。
「うん、ちょっとこの高柳さんはラーメンズのバニーボーイを思わせるところがあるよね。天然に人をイラっとさせるところがありそうっていうか」
その高柳さん、このインタビューではまともなひとっぽく書かれています。
https://www.a-kimama.com/tozan/2017/07/71687/
家族との会話を晒すのことを語る
わたし「ディズニーの一作めのメリーポピンズって、イギリスらしさが残ってなくて好きじゃないんだよね。クマのプーさんと同じで」
夫の人「漂白してあるよね」
わたし「英児童文学を原作にしたディズニー映画って、ヤマザキなみに漂白剤と着色料使ってる感じがする」
夫の人「まず、原作をこの液に浸けま〜す」
わたし「ディズニーA液ですね。これに5秒つけて原作独自の色は抜けて、輪郭は残っている程度になったら、次はディズニーB液に浸けて、ディズニーの規定色をつけま〜す、みたいな」
家族との会話を晒すのことを語る
わたし「先生が『あー、絶対、女子の方が男子よりいっぱいチョコレート食べてますよねー』ってボヤいてたよ」
夫の人「当り前じゃないですか! 先生、そんな女心もわからないのかしら! かしら!」
二度目の「かしら」はオカマバーのママ風に念押し。
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いま、夫の人が聞いているピーター・バラカンのラジオを聴きながら食事をしていたのだが、ちょっとイラっとするリクエストはがきの読み上げがあった。
曰く、「妻と恒例のケンカ中なのですが云々かんぬん、喜納昌吉とチャンプルーズの『うわき節』リクエストします。この歌のようにおおらかな夫婦でいたいものです」。
わたし「うーん、妻がおおらかでいられない原因をこのリクエスト主が作っているように思えてならない……」
夫の人「男は得てして見当違いな思い込みをするものですよ……」
わたし「蜜柑でも食べるか……」
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カフェの誤字のカファを見ながら、しばし、「カファ」「カファ」と言い交わす。発音したあと猫のフレーメン反応みたいな感じになるね、カファ。
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うちではエマール+洗濯機のドライ機能で洗う洗濯物を「エマールもの」と呼んでいるのだが、それについて今日の夕食時の夫との擬人化妄想会話を晒す。
「あ、洗濯終わった音がする」
「エマールものね」
「このエマール者め!」
「ああら、あんな荒い水流で洗われるなんて野蛮なこと、できませんわ」
「そうよそうよ、軍手や靴下と一緒にしないでほしいわ」
「タイツさん、ストッキングさん、靴下なんかに近寄っちゃダメよ。伝線させられないようにね」
「そうそう、早くこのネットのお部屋にお入りなさい」
「ブラさんはいいわね、専用個室がおありで」
「この、個室にひ…[全文を見る]