「おっぱい垂れるのイヤだけどブラジャー苦しい。何かいい方法はないものか」
「背中締め付けてよくない。吊るすんじゃなく下から支えたらどうか」
「それコルセット」
「むむ」
「壁にぶら下がった水風船を支えると考えてください」
「浮力で支える」
「それいい。水の中はおっぱい浮くからほんと楽」
「ヘリウム入りのブラジャーでかさましと浮力を達成する」
「!!」
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家族との会話を晒すのことを語る
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「キャバクラって、シャンデリアのある派手なロイヤルホストみたいなところ?」
「あー、近い。薄暗いロイヤルホストみたいなとこだね」
そうなんだ・・・。
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「そういうことだな。女の溝は深いねぇ」
「男の溝は深くないような言い草じゃないですか」
男の溝もたいがいである。
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「不倫占い」というweb広告について。
「不倫を使って占うんだろうね。タロット占いって言ったらタロット使って占うんだから」
「『慰謝料を請求されました』のカードとかあるんだろうな。『親バレ』とか。もちろん『幸せ(勘違い)』のカードもある」
「『ラリ期』とかじゃない?」
「あー!そっちの方がいい!」
燃え上がれ、対岸の火事。
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「サンドバッグが欲しいな…」
「妻を殴りたいってことですか」
「違うよ」
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義兄を介抱する妹を眺めている継母婦人。
「はい、お水飲んで」
「すみません…」
「しょうがないのよ。飲んで吐いて強くなるしかないのよ」
「そうそう。飲んで吐いて強くなるしかない。みんなそう言うよね」
「医者はそう言わないんじゃないの?」
思わず言ってしまうはてこであった。
過食嘔吐より無駄で悪質で不経済じゃんな。
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川沿いにひまわり連隊が並んで植わっている。
「『弱虫は庭に咲く ひまわりに笑われる』って歌あったけど、こんなのにゲラゲラ笑われたら怖いよね」
「気持ち悪い。刈り取るな」
「根絶やしにするよね」
「うん」
「でも弱虫だから出来ないの」
くじけたらダ メ と。
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同じ部屋で離れて別々の仕事をしている。
「ねえ」
「ん?」
「鮮やかに恋してにんじゃりばんばんだと思う?」
「鮮やかに恋してにんじゃりばんばんだろうな」
「やっぱり?」
「うん」
家族っていいですね。
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「すっばらしい ワーイエムシエ!」
「ちゃちゃらちゃらちゃら」
「ワーイエムシエ!」
「ちゃちゃらちゃらちゃら」
「わかいうちは! やりたいこと! なんでもでーきたのっさー」
「・・・ほんとに?」
「・・・」
「俺は、できんかった」
「・・・」
「なーーーんもっさ!」
「・・・」
途中から昭和枯れすすきに。
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「職場のAさんの奥さんね、双子なんだって。そっくりな妹がいるんだって」
「へー」
「その妹さんが今度結婚するんだって」
「そうなんだ」
「婚約者の男性は、以前Aさんの奥さんに何度も何度も迫ってふられた人なんだって」
「あら?」
「奥さんがAさんと結婚したあとで妹さんと付き合いだして、あっと言う間に結婚する話になったんだって」
「・・・運命の女性を間違えちゃったんだね。そっくりだったから」
「お、おう・・・」
もちおの姓はわたしの以前の婚約者と同じなので、わたしも名前で間違えたんだと思うことにしている。
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「AさんはBさんと仲良しで、BさんはCさんと仲良しで、でもAさんとCさんは仲が悪いってことあるよね」
「あるねえ。Bさんはいい人だねえ」
「でもBさんはDさんと仲が悪くてAさんはDさんとは仲良しだったりするじゃない」
「あるねえ。Bさんは普通の人だったんだねえ」
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「ひとつ?」
「人より力持ち?」
「ふたつ」
「故郷後にして」
「みっつ」
「未来の王様だ」
「・・・皇室の方でしたか」
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知らな人からすっごく文字化けしたメールが来た。
なんだか怖いので削除したらもちおが小馬鹿にしてきた。
「ただの文字化けでしょ」
「その文字化けが怖い」
「ただの文字じゃない」
「心霊写真だってただの顔じゃない」
「そうだよ」
「でも怖いでしょ」
「怖くないよ」
「じゃあ心霊動画見る?」
「いや、いい」
「ただの顔だよ?」
「いいって!」
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車で出かける。父のお気に入りの曲がランダムにかかる。
「おまえ、矢沢嫌いだったな」
「うん、嫌い」
継妹のために曲を飛ばす父。
「こないだお風呂に入ってるとき、矢沢のリフが頭から離れなくてムカついた」
「それは、おまえが矢沢が気になってるってことだ」
「え~!超やなんですけど」
「歌詞がいいんだ。大人にならないとわからない」
「甥介が覚えちゃったらぜったい嫌だと思ってビートルズとか聞かせてるのに」
ふと目を覚ましてぐずる甥介。
「あら甥介どうしたの」
「矢沢が、いいって」
「え~!違うよ~!!」
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「スリザリン、グリフィンドール、レイブンクロー・・・あと一個なんかあったよね?」
「チュッパチャップス?」
「ホップステップみたいな・・・」
ハッフルパフでした。
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自宅で年を越すことになった。
「どうしよう、実家へ帰るつもりでお餅ぜんぶ食べちゃったよ。お蕎麦も」
「大丈夫、緑のたぬきがある」
「!」
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「どっちかっていったらママがアマゾンババアでしょ」
え。
「amazon来るたびに『ア~マゾ~ン ア~マゾ~ン』っていっつも歌いだすんだよ、この人」
「フフフ!」
実の親子は言いたい放題でいいなあと思った。
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愛する孫、甥介の物怖じしない態度と愛想のよさがちょっぴりご自慢の継母と母になった継妹。
「ねえ、甥介、最近愛想笑いするようになったね」
「そうなの。買い物行っても知らない婆ちゃんにニコーって」
「『あらかわい~』なんて言われて恥ずかしがって見せたりしてるんだよ」
「すごいのよ、アマゾンババアのとこだって行っちゃうんだから」
「アマゾンババア?」
「ババアに抱っこしてもらったら外に連れて行ってくれると思ってんのよ」
「アマゾンババアって?」
「アマゾンの荷物持ってくるおばちゃんがいつも決まってるの」
「ああ、そのamazonね」
赤と緑のスイカ柄のを着た妖怪人間ベラみたいなのを想像した。
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「そもさん!」
「はっぱ!」
「ちがうよ!!」
「あれそうだっけ?」
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「夕方に烏がみんなで飛んでいくのがベランダから見えたよ」
「ふうん」
「根城に帰るのかなと思いながら見てたんだけど、山じゃなくて町のほうだったの」
「へえ」
「都会暮らしなのかなって、」
「そっちに美味しい死体があるのか」
「・・・どうしてそういうこと思いつくの?」
「え」
「ねえ、どうして?」