田無の旧東大農場(生態調和農学機構)内にある農場博物館
もともとは昭和9年築の乳牛舎を転用しています
関東大震災の経験から耐震性を考慮して(建築学科の教授が監修していて)中が負荷があっても変形しにくいトラス構造になっています。
でもって柱要らずで大きな空間を保つことに成功してます。いまは農機具や農業関連用品のコレクションの陳列場として活用されてます。でもって建築史上けっこう貴重な建物であるらしかったり。
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建物の写真のことを語る
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舞台のわきにあるどってことない柱なんすけど
こんぴらさんが建てたので宮大工が関係してて丸太から柱を削るのに「ちょうな」ではつってたようで
その痕跡が残っていました。
もちろん耐震補強も行われてて、こっそりと鉄の部材の補強がなされていました
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舞台は円形の廻り舞台になってる部分があるほか、
「せり」があって奈落から直接舞台にあがれるようになってます。ただしすべて人力です
奈落にも入れてその機構に触れることが出来ます。
花道の下の奈落の通路なんすけど、ここを歌舞伎役者が走ってゆくはず
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[旧金丸座]
琴平の旧金毘羅大芝居、金丸座です。毎年4月に歌舞伎の興行があります。でもって天保6年築(1835年)のおそらく最古の芝居小屋です。もともとはこんぴらさんの持ち物でしたが明治時代に金丸さんという人が所有権を得てから金丸座とよばれるようになりました。
義経千本桜の狐忠信などにつかわれる宙吊りの装置なんすけど、その後ろ、竹で編まれてる格子状の網目があるんすが、そこから雪(紙吹雪)を降らせることが可能です。舞台に雪を降らせることは歌舞伎座や松竹座でもできますが、客席に降らせることが出来るのはいまはここだけです。金丸座は大阪にあっ…[全文を見る]
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当然ベランダも杉皮と竹で構成されています。
中禅寺湖の眺めも良いです。桟橋がありまして、おそらくヨットやボート遊びをしていたのではないかと
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同じく中禅寺湖南岸の旧イタリア大使館別荘(いまでもベルギー大使館とフランス大使館別荘が中禅寺湖南岸にはあります)。1928年築、97年まで現役で、設計はチェコのアントニオ・レーモンドですが日光の大工が建ててます。外壁は杉です。
内装も杉主体で、天井一面、杉皮と竹で細工してあります。その空間にイタリアから持ってきた家具が置いてあって、でも全然違和感がありません。
壁面も杉皮と竹で細工してあります。
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中禅寺湖南岸の旧英国大使館別荘。08年まで現役だった建物で、いまは日光市が管理しています。明治29年に御料地にアーネスト・サトウが建てたものを大使館が別荘にしたという経緯があって途中で増築したことがわかっています。当初の図面が残っていません。黒色が緑に映えていいのですが、戦前は違う色だったようで。
ジョサイア・コンドルが助言して作ったともいわれている野面石積み(たぶん別荘を作るためにむりやり造成したのか)
二階からの眺めはとてもいいです
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