「素敵なダイナマイトスキャンダル」監督: 冨永昌敬、主演: 柄本佑
菊地さんがサントラ担当、出演までしているというので借りてみた
何と荒木経惟さんの役だった、ずっとサングラスしてた、ハマりすぎ
峯田和伸さんも古い友人の役で存在感ばっちり
実は某有名評論家経由で末井さんのことは知ってて、何冊か本も読んでる
末井さんの実母の役が尾野真千子というのもそそられる
ラストに、末井さんご本人とのデュエットを披露していて、なかなか味わい深い
柄本さんも憑依しているようで素晴らしかったな(実はフアン 笑)
ラストで女装してるとこなんかそっくりだったわぁ 爆
とはいえ写真で見ただけで話しているところは見たことがないけど
文章とかから想像するに、飄々とした喋りかたじゃ?とは思ってた
あー、朝ドラのカーネーション観たくなってきたな…
先に挙げた「主婦」は、デュリスの幼馴染みで憧れの女性。ベレニス・ベジョ演じる。この方も素敵。
主人公の女性が勝ち上がっていくごとに出てくるライバルや、主人公の故郷に住む身近な人々も見もの。
「Populaire」(邦題: 「タイピスト!」)
ロマン・デュリスにつられたのと、タイピングの速さを競うという題材に興味を持ったため借りてみた
何とも、今の自分にすごくフィットした筋書きと芸の細かさ
例えば、世界大会のラジオ実況を聴いている主婦が、料理中なのに鍋が盛大に吹きこぼれるに任せて子どもたちと大騒ぎする。など
デュリスは、たまたまテレビで観た「猫が行方不明」に出演して一目惚れ、「ガッジョ・ディーロ」は映画館で観た
かっこ可愛い都会っ子という風情だったが、すっかりいい男になっていて
とってもうれしい!同世代だし。
デボラ・フランソワは初見だったけどとてもチャーミングな女性
幼馴染みの旦那でデュリスの親友役、ショーン・ベンソンもとてのナイスガイで芸が細かかった
元気のないときに見ると感動してしまう、よくできた映画と思う。
「清洲会議」三谷幸喜監督
久々の三谷ワールド、よくこんなキャスト集められたな!
みんながみんな怪演状態で超おもしろかった
昨日借りてきてもう2回観てしまった
うなったのは小日向さん、あと大泉洋
真田丸で秀吉やってたし…正反対ぽい役柄
どうでしょうノリでそのまま、大泉さんおそろしい子!
同じ真田丸では堺雅人の兄役で男前だったし
最初にみたテレビの東京タワーのボクもイメージ通り
「ゆれる」西川美和監督、オダギリジョー、香川照之
いっかい観た後の衝撃、何日かおいて再見
公開当時気になってはいたがタイミングを逃した
これは兄弟両方が独身だから成立するような気がする
親子二代にわたり、家業を継ぐ立場と都会へ出る立場と対立して
…
その下地に、幼なじみの独身女性が絡み、事件
被告人と称された人物の、心の『ゆれる』さまに主人公も共振
…
文字にすると別物になってしまう気がするが
七年という月日が、お互いを素直にする、という筋
そうなのかな、お互い独身男性だったらそうなるのかな
私はその立場になった事がないから少々理解に苦しむ部分
もっと年齢と経験を重ねていたらこういう展開になっただろうか?
いろいろ思い巡らすことの多い映画であった。
「それから」森田芳光監督、夏目漱石原作
松田優作、藤谷美和子、小林薫が主のキャスト
厨二で、前知識なしで観た映画@キネマ旬報ベストテン上映会
目当てはアマデウスだったのに今は全く覚えがないほどの衝撃
とにかく映像、セット、衣装が綺麗だったのを覚えている
その後原作も読み込み、猫や坊っちゃんも楽しんだ
当時の国語の担任がこころをノートに毎日筆写する課題を出したこともある
ビデオデッキが家になかったので借りて観ることも不可能だった
そんな中、やっとの思いで再見が叶ったというべきなのだろう
今の自分には、平岡(小林薫)が一番気の毒に思えた
三千…[全文を見る]
「運動靴と赤い金魚」
これも、すごく、観たかったやつ!
子どもも立派な労働力@昔の日本もそうだったんだろうけど…
お使いに行く間に、修理してもらった妹の靴を無くしてしまう
家には、靴を買うお金は給料日でなければない
そこで、途中で待ち合わせ、兄と妹が靴を交換して学校へ行く(!)
その間にも毎日のように靴に絡むちょっとした事件があり
それでも両親に心配をかけないよう、2人で耐えている
何だかんだいって兄弟仲は良いようだし
経済的には厳しいかもしれないが、良い家のようでもある
父と2人でお屋敷街へ出稼ぎに行くくだり…少年の気持ちは如何許りか
マラソ…[全文を見る]
「スモーク」(ウェイン・ワン : 監督)
やっと観れた
ハーヴェイカイテルも素敵だが、作家役のウィリアム・ハートも素敵
ポール・ベンジャミンなんて、オースターじゃないの?笑
短編「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」(未読)が元なのかな
今回一番引っかかったのは、構ってもらいたい17歳の黒人少年と
誰かを構いたい、失った妻のことを忘れられない作家の組み合わせ
17歳の少年が実の父親に正体を明かさず会いに行き、
その後オーギーとポールが駆けつけて…これ泣ける
少年が「横取り」?した大金をたらい回しするくだりは笑える
最後の、オーギーとポールのさしのシーンも素晴らしい
余りに昔に見たので、筋が時々抜けていてドキッとしたなぁもう
最後のトム・ウェイツも効いてる。
「パレード」(行定 勲 : 監督)
舞台がシェアハウスということと、林遣都くんが金髪男役で出ているというので借りて観た
淡々とリアルに時間が過ぎていくが、後になって初っ端からちょくちょく伏線が張られていたことにぞっとする(2回目)
キャストも適役揃い
しかし、これは恐い…こわすぎる
いわゆるグロ系よりサイコ系が好き…だけど、やっぱり、恐い
原作も「悪人」の吉田修一だけあって、現代の無意識とか空気感とかを切り取るのがうまい(未読ですが) なんで、監督もこういう題材が好みなのかとは思いました(監督作品たぶん初見)
遣都くんを最初に観たのは朝ドラ「べっぴんさん」でのアマチュアドラマー役で、髪もポマードでなでつけてたんだけど、次が「火花」だし…うわぁこのギャップ、そんで今度は金髪のかわいこちゃん。すっごく表情が役にぴったり。みんな別人。
サントラ欲しいな、とググったら朝本さん亡くなられてたのね。合掌。
書き忘れ
本編の初めの方とラストに、夢二のテーマのハモニカver.が流れる
監督どんだけ好きなんでしょうかw
ここまでいくと、元ネタの沢田研二主演、夢二を観たいなぁ
マイ・ブルーベリー・ナイツ
前から観たかったけどタイミングが合わなかったやつ。
ほんと西洋の俳優陣は顔を知らないので恥ずかしいけど
ジュード・ロウがカッコよかった
どこかで観た気がすると思ったらウォン・カーウァイ監督!
アメリカ舞台でさっぱり系?でもやっぱりほのかに匂うアジアン
余韻に浸っていたら書くのが遅れてしまったので的確に表現できない
起こってしまったことはしょうがない、前に進むしかない
そのペースは人それぞれ
「横道世之介」
吉田修一の小説は悪人読破して、すこし暗めの短編とかも読んでたので
すごい意外な路線だった
観たいきっかけは、吉高由里子がいちばん気に入っている作品だって
どこかでインタビューに答えてたから
原作は厚いからちょっと今手が出なかった
時間軸が交錯していて現在と大学生時代を行き来する
その中で、世之介の現在がふと明かされ、だんだん淋しい気持ちになる
最初どんな能天気な奴かと思ったが、ただのお人好しだった
何気に柄本佑、井浦新、綾野剛、池松壮亮と脇も揃っていた
明るいエピソードしかほぼ出ないので、後味が何とも引くなぁ
舞台となる場所の風景が美しすぎるから余計に哀しみが増す
「オン・ザ・ミルキー・ロード」
クストリッツァ節炸裂!
(うろ覚えで書きますが)ドタバタなコメディなんだけどシリアスでもあり
そんな出来事をいくつも乗り越えて、それでも生きていかなきゃね
ってやつ。
アンダーグラウンドと黒猫・白猫のサントラ持ってるほど音楽も好き
結局監督は戦争がモチーフの一つなんだね
ストーリー展開だけとってみればそこまでやるかってくらい暗黒
婚約者の娘とモニカベルッチ、どっちも美人だったな
「そこのみにて光輝く」渋かった
菅田将暉の存在感、迫力マジハンパ無かった
こういうギリギリの生活している人達って
見えないだけで、世の中にたくさんいるんだろうなぁ
菅田くんて最初exile軍団の人だと思ってた、俳優さんだったんだね
チェブラーシカ、カチャーノフ監督版➕新作
なんとも癒し系な。
新作版は聞いたことある声だと思ったら大橋のぞみちゃんだった
(ポニョの歌歌ってた子) ぴったり! かわいい!
藤村俊二さんのしゃがれて吹き替えが泣かせます
ミトンも観たけど、疲れてる時に観ると特に沁みるなぁ
パルプフィクション再見。
流行って随分あとの上演会で観たとき、途中から笑いが止まらなくなった
今回見直して、細かいところがチェックできた
でもこれ時系列シャッフルされてるよね
ブルースウィルスがトラボルタを撃ったあとに
トラボルタとサミュエルLジャクソンが黒スーツで現れ
監督演じる友人宅のTシャツ(ウケる笑)に着替えて
最初のシーンのレストランに入っていく
それはまた観たくなったらまでとっておく、ことにする
あと曲のチョイスが渋い! 確か監督の趣味だったよね?
ブルーインザフェイス、再見。
初見があまりにも昔のため、ほぼ細部は覚えてないに等しいが
やっぱり好きだった
マドンナはびっくりした、ジョンルーリーのバンドを始め
皆さん素晴らしい演奏や歌をありがとう
スモークは今通ってるレンタル屋には無いのだ
正直今あまり筋書きがしっかりしてる映画は見づらい