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最近読んだ本のことを語る

ジル・ドゥルーズ 批評と臨床
ウェンディ・ムーア 解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯
尾原和啓 ザ・プラットフォーム: IT企業はなぜ世界を変えるのか?
見て試してわかる機械学習アルゴリズムの仕組み 機械学習図鑑
劉慈欣 三体
藤井保文・尾原和啓 アフターデジタル

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泡坂妻夫『11枚のとらんぷ』
あれ? なんでわたしこれ読んでないの? って気がついたので読んだ。
わーなんでわたしこれ読んでなかったの!! って今なっている。
や、ほんとにおもしろい。
ミステリとしておもしろいしミステリ好きとしておもしろいし書き手が本当に知り抜いてかつ愛してやまないものについて書いたものを読む喜びもあるしなんかもう何冊もの書物を同時に読んでいるみたいなのにいらないことはなんにも書いてない! とかそんな感じ。

「タキシードを着た奇術師が桂子の傍にいた。彼は空中から赤いバラの花を取り出して、桂子に渡した。彼女はそのバラを飲み込んで、目の中からだしてみせた」

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何十度目かのエラリイ・クイーンブーム中。
中後期のねくらエラリイ大好きなんですが今回は国名シリーズを発表順にがしがし読んでる。
やああおもしろいいい。
それにつけてもTVシリーズのエラリイはエラリイじゃねーよ!
「鼻の上には、彼のようなスポーツマン・タイプの男とは不調和な感じを与える縁なしのモノクルが載っていて、その上の眉も、面長のデリケートな線も、明るい色の目も、すべてがみな、行動型よりは思索型の青年であるのを示していた」(ローマ帽子)

ネタバレじゃないけどちょっと感想書くからオランダ靴を読んでない人はスタコメ見ちゃだめ。

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ローラン・ビネ 「HHhH (プラハ、1942年)」
鈴木健 「なめらかな社会とその敵」
三村 太郎 「天文学の誕生 ― イスラーム文化の役割」
キリル・ボンフィリオリ 「チャーリー・モルデカイ 1 英国紳士の名画大作戦」
キリル・ボンフィリオリ 「チャーリー・モルデカイ 2 閣下のスパイ教育」
キリル・ボンフィリオリ 「チャーリー・モルデカイ 3 ジャージー島の悪魔」
キリル・ボンフィリオリ 「チャーリー・モルデカイ 4 髭殺人事件」
ジョルジュ・ベンスサン 「ショアーの歴史:ユダヤ民族排斥の計画と実行」
ギッタ・セレニー 「人間の暗闇 ― ナチ絶滅収容所長との対話」
ラウル・ヒルバーグ 「ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅」(上・下)

ぜんぶあたり。
浮き沈み激しめ。
チャーリー・モルデカイさいこう。

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コンラッド『密偵』
おもしろかった!!!
はじめの方に矮小な人物が別の矮小な人物に延々と罵声を浴びせる場面があってそこで放り出して数年。
うんざりするほど緻密な描写は最後まで変わらないけどその描写の包囲網がじわっじわっと縮まるにつれて隠されていた物語の核心が思いがけないところから見えてくる。
ちょっとしたらもう一度読む。