「国民統合の象徴」を燃やすこと
今から三十年前、1989年の6月21日に、アメリカ連邦最高裁判所で、星条旗焼き棄て事件に関する「テキサス州対ジョンソン」訴訟の判決があり、州法による刑事罰の適用は、憲法修正一条(言論などの自由権)に違反すると判断された(5対4)。
最高裁の多数意見は次のようだった(参考:Flag-burning Overview | Freedom Forum Institute)。
「州法は、社会通念として見解自体が不快または受け入れがたいとされているだけでは、その見解の表現を政府は禁止できないという、修正一条の根底にある基礎理念に違反した」
「政…[全文を見る]