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非日常のことを語る

不安な朝ですね。
気を確かに保つために作業ひとつひとつを指さし確認しています。

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三カ月半ぶりに美容院でばっさりぱつっとやってもらってきました。マスクはしたまま、ただし、耳かけは外してかわりに医療用テープで四箇所を留めるスタイルで洗ったり切ったりしてもらいました。このスタイルに落ち着くまでどんなことがあったのでしょう。そして次回行くときはどうなっているのでしょう。
とにかく、久しぶりに頭が軽くなりまして、よかった、よかった。
ほんの一瞬、日が射したときのあじさい。

その頃ざべすは退屈でぼんやりしていた。

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雨家の蟄居ライフ

今週はセミ蟄居。雨夫さんが職場には行くものの、職場以外にはどこにも行かず、私も引き続き散歩くらいしか外に出ない状態です。自分がこれからどうしていくのかさっぱりわからないので、つい、一日一日を精一杯生きそうになりますが、それも無駄に疲れちゃうし、かげんが難しいです。
来週はいよいよ新しい本棚が届くし、締め切りもあるので否応なしにしゃっきりするでしょう。今週はとりあえず店じまい。おつかれさまでした。

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雨家の蟄居ライフ

雨夫さん、とりあえず一旦蟄居は終了。まだまだちょこちょこ、会議などの、大勢が一度に集まる機会は避けていくようなのですが、「家に雨夫さんの仕事が入り込んでいる状態」は徐々になくなっていくようです。
この 80 日くらいに及ぶ蟄居ライフ中、私たちは一日も休むことなく酒を飲みました。「酒でも飲まないことには決まりがつかない」とか言って、必ず飲みました。この状況も徐々に改められていくことでしょう。

久しぶりのお弁当。

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雨家の蟄居ライフ

とくに何だというのでもないのですが、ぱそん子のカメラにシールを貼っていたのです。そこに雨夫さんがまだまだ非常事態で、家で会議をする関係でこれまで使っていなかった zoom を使わなければいけないので、私と練習したいと。それでシールを剝がさなければならず、とっても大変でした。「剝がせないシールはない」を合い言葉に、洗剤、お湯、アルコールなどを使ってふきまして、そういや『エレメンタリー』でもシャーロックがせっせとシール跡を拭いていたから、こういう地道な方法以外ないのだろうなあとがんばりました。やれやれ。

zoom画面に映り込むざべすの図。

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雨家の蟄居ライフ

雨夫さん、テレビだか新聞だかから電話インタビュー中。笑ってる。うふふ、あははって笑いながら答えてる。どんなインタビューなのかしらん。

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雨家の蟄居ライフ

リモートワークのため虚弱体質のパソコンに色々載せねばならなかった雨夫さん。ワードやエクセルを開けようとするたびに長時間待たされるようです。さっき、横から見たところではセルにちょこっと入力するだけで「ちょっと待て」って言われていました。そんなですからついに「パソコンの動きが重い」の舞を始めました。四股を踏むような動きプラス……文字では説明できないあの動きをみなさんにお見せできなくて残念です。ちなみに私のぱそん子(パソコンの名前)もエクセルを開けるのには時間がかかります。さわぐほどではないのですが「今何の時間なのかな」と考えるくらいの時間はかかります。

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雨家の蟄居ライフ

朝は雨子が好きな CD をかけて掃除して、掃除が終わったら CD を止めてテレビをつけてごはん、という流れになっていますが、今朝は CD を止め忘れました。聞いていたのはチェコ・ホルン・コーラスという、8人のホルン奏者による、ホルンだけの演奏です。それでごはん(コーンフレーク)食べたら王侯貴族のごたる優雅さでした。たとえ食べているのがケロッグのコーンフレークでも「最近の貴族はこういうのを食べるのだなあ」という気がしたくらいです。

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(これは最近出たブルックナーの。うちにあるのは昔出たもので、色々入ってる。ぞんあまでは売られていないようです)

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雨家の蟄居ライフ

今日も仕事部屋で雨夫さんはテレビ会議みたいなの。途中、モニターの向こうからの笑い声が聞こえたので「笑われてなかった?」と尋ねたところ、「照明がちょうど、僕の後頭部(注:髪型はジェイソン・ステイサムとおなじ)にあたって、物理的な後光が発生……」ということでした。

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(承前)ポテトチップスを食べていると、会議っぽい音がPCからしているにもかかわらず雨夫さんが部屋から出てきて「いい音が聞こえるじゃない!と言い、二人でぱりぱりポテトチップスを食べました。そして今またPCの前に帰って行きました。いまひとつ会議の仕組みに想像がつきません。

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雨家の蟄居ライフ

雨夫さんがテレビ会議的なものをするとかで、仕事部屋を追い出されリビングにやって参りました。雨夫さんは仕事部屋の照明がいまひとつしょぼいせいで「みんなのうちみたいにきれいに映らない」とご不満なので、「女優ライト(卓上)を買えばいいじゃん」とおすすめしときました。それはいいのですが、リビングに来るといまひとつ仕事をする気が起きないし、さっそく「ポテトチップス食べたい」という気持ちが高まっています。

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家で仕事中の雨夫さんが、電話で先方に自身のメアド(かわいすぎるやつ。例:kumachan@……みたいなの)を淡々と説明しているのを耳にしたところです。

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雨家の蟄居ライフ

今日、ポテトチップスを食べなかった。
それはえらかったと思う。ポテトチップスがあるのに、ポテトチップスとの距離はわずか二歩だというのに食べないなんてなんという意志の強さだろう。
提案なのですが、明日からは朝と夕に「通勤時間」を入れるのはどうだろう。身繕いや食事からシームレスに働くのは辛いので、通勤を挟むのです。別名散歩。「ただいま〜」じゃなく、「おはようございます」とか「おつかれさまです」とか言って部屋に入り、しぶしぶ働くのです。

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雨夫さん、蟄居ライフにより、洗濯物を上げ下げする毎日。そして妻がぱんつを二枚しか持っていないことに気づく。
「もっと買いましょうよ!」
と哀願。だが余は、帰省、つまり雨夫さんを育んだ土地に行くときに下着を買い換える習慣ですので、この騒ぎが終わるまで買わないんだよーん。