/偶然聞こえて無性にツッコミたくなった、赤の他人の会話

夫の人曰く、「女子が食べたいものや行きたい店を言わないと、最初は安いけど二度目のオーダーから高い『あの』ディアゴスティーニ居酒屋に行くよ？ いいの？ っていう脅しだったのでは」。

みなとみらい線渋谷駅から地上に上がるエスカレーターで。
男「なに食べたい？」
女（無言）
男「じゃあまずディアゴスティーニ居酒屋に行って」

聞き間違いかと思ったんですが、その後二度か三度、やっぱり「ディアゴスティーニ居酒屋」と言ってました。どんな居酒屋？ 最初は安いけど二度目のオーダーから高くなるとか？

立ち飲み屋の外通路のテラス席的なところで女子が男子を振ろうとしているもよう。
女子「なんていうか、二人で成長していける付き合いがしたいんだけど」
男子「うん」
女子「今のままだと、わたしが追いつくためにまず成長しなくちゃいけなくて、それってどうなのかな、って。……」
男子「……え」

男子に「そんなことないよ！ 卑下しないで！ 一緒に成長していこ！」って言われたらどうするんだろう。そして、このあとどうなったのだろう〜。

神保町で聞いた他人の会話「お茶の水のあの明治大学の横にもカレーの店あった」。多すぎてどの店なんだか。

年配の方がシェアハウスを「シャアハウス」と書いたり言ったりするのを見聞きすると、ニヤ付きを抑えるのに苦労する。「女性専用シャアハウス」とか。

今日の種村季弘展で、「トーナス・カボチャラダムスって人、すごい日本人っぽい絵だね」とうしろから聞こえたのに、「トーナスが唐茄子＝かぼちゃだって気付け！」と念を送っておいた。

相変わらず客の少ないカフェにて聞くつもりなく聞き耳頭巾。

日本語韓国語英語で会話するわたしと同年代の男女。女性の会社の社名が韓国語で鯨という話から、一人店番の店の人を厨房から呼んで「鯨、給食とかで食べたことある？」と聞く男性。小さい頃に、と答える店の人。

店の人がまた厨房に戻って、鯨の調理法の話になったらしく、男性が

「焼き魚にはしない、フィッシュだけど、揚げたり」

……いま、なんと？ 鯨が、フィッシュ？

タロットで男性を占う女性と、それを見守る男性のドリカム状態が発生している。男性が占われた内容を次々、他人をハッピーにする才能発揮する自分アピールに置き換えて話してる。こういう人、いるんだほんとにー。