/大阪都構想

大阪維新の会の記者会見を見ていますが、橋下市長の髪の毛に白髪が目立ちますね。
今回の住民投票で相当気苦労があったのでしょう。
私は都構想に反対（といっても元大阪市民）でしたが、橋下市長の行動力には敬服します。

http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu240/sokuho/kaihyo_data_10.html
平成27年5月17日 執行 大阪市における特別区の設置についての投票の開票結果 （大阪市選挙管理委員会）

NHKで各区別の開票結果を出しているけど、老人比率が低く所得が高い層が多い大阪市北中部の区は賛成多数。その逆の区が反対多数の様です。
やはり大票田の大阪市南部（住吉・東住吉・住之江・平野）の票が勝敗を分けたのだと思います。

今回の住民投票ですが、権益の取り合いという簡単な図式では無いと思いますよ。
賛成派は既得権益や二重行政の打破を目指してのことだと思いますが、反対派は大阪都構想の見通しが不明なことと、橋下氏への不信感がクロスしているのだと思います。
一般住民にとっちゃ既得権益なんてそんなもん最初から受けていませんから。

今回の都構想は、所得が高い層（大阪市中部・北部に在住者が多い）が賛成、高齢者・所得が中低層（大阪南部・東西部）が反対が多いみたいです。
大票田の平野区（一番住民が多く、高齢者の割合が高い）の票が開いてきたところで、反対票が増えてきたみたいです。
（賛成票の多い、北区・中央区は開票終了の様です。）

フジテレビの独自集計では反対が上回ってきました。
開票率90％で約3000票反対が多いです。

NHKの開票速報を見てますが、大阪市の大阪環状線内は賛成が多くて、中心部から離れたところでは反対が多いみたいですね。

賛成派は進んで投票に行くけど、反対派は投票に消極的じゃないかと思います。
逆に期日前投票は反対派が進んで投票するのではないかと。

世論調査は受動的（リサーチ会社が無作為に電話をかけてくるので、わざわざ投票にいかなくても賛否が示せる）なので、反対が賛成を上回っているんでしょうけど、実際の投票行動は世論調査の逆になる可能性があります。

NHKの出口前調査の結果では賛否ほぼ同数と出てますけど、期日前投票の結果を加えると賛成派は厳しいんじゃないかと思います。
（あくまでも私の予想ですが）