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Tips:書きやすい書き方が、読みやすい文章になるというものではない。時には読む側の目になって自分の書き物を見直してみよう。
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電車内にてのことを語る

めちゃくちゃ酔っ払ったときのブルース・ウィリスみたいな酔っ払いサラリーマンが、立ったままムニャムニャ睡魔と戦っている。あ、崩れ落ち、て?立ち上がった!不屈!やった!

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某ライナーの始発駅で二人がけの空席に座ったところ、別のドアから乗車してこの席に座ろうと目論んでいたらしい若い男女二人連れの女性の方がこちらを向いて「めっちゃ嫌だー」と嘆いた。ごめんねー。

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日暮里駅での線路への人立ち入りのため大幅に遅れて到着した山手線がミッドナイトミートトレインよろしくスパムのような混雑具合で出発するのを尻目に、0時38分およそ定刻通りに有楽町を出発したはずの京浜東北線赤羽行き最終電車は、神田駅で遅れている中央線の乗り換え客を待ち、秋葉原駅で遅れている総武線の乗り換え客を待ち、上野駅で25時を迎えた。スパム缶ほどとは言わないまでも、車内は強かに混み合っている。七人がけの中央で心配になるほど大きなイビキをかき続ける男の隣、つり革に掴まる関西弁のニットキャップマンとシートに座る精悍な風貌のスーツ男が口論を…[全文を見る]

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会話から大学生と判明した男性二人(A、B )が楽しげに談笑していますが、Aの発言に対するBの相槌がことごとく「それな!」で、テキストでは見かたことはあったが耳慣れていた訳ではないスラングに耳慣れつつあります。
という私のカバンにも「運転三昧」ステッカーが貼ってあるので、見慣れない耳慣れないテキストを介した相容れなさにおいては何となくイーブンに持ち込めている気がします。サマーインフェルノ!

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比較的混み合っている山手線の車両に乗り込むと、ドアと座席の間の部分に妙に機械的な出っ張りがあったので、新設備なのかな?と思いきや、その正体は、座席端に座る女性客が渾身の握力で押さえる電気コタツでした。なんていうか、剛毅。

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斜め前のご婦人の頭部に付いている葉っぱ状の物体が髪留めなのかリアルな枯れ葉なのかずっと判別できなかったが、ドアが開いて、ご婦人が出口の方に移動し始めた際に枯れ葉だと確信した。連れの男性の方、取ってあげてください。

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お年寄りの乗客が、優先席に腰を掛けて大声で通話している。通話相手を気遣った、とても恭しい調子の受け答えで感心する。次はTPOも弁えような!

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ほぼ満員の車両、ドアが締まり始めたタイミングで男女二人連れがホームから乗り込もうとする。先行する男性がドアに挟まれ、テレビから這い出た貞子女史のような体裁で、あ、う、と1秒ほど呻いた後、再びドアが開いた。男性はするりと車内に乗り込むが、ほぼ満員の車両なので、もう一人分のスペースを確保する前にまたドアが閉じた。外側に取り残された連れの女性は口に微かな笑みを湛えて、少し切ないような目で、自動ドアのガラス越しに連れの男性の顔を見つめていた。内側のドア脇に背中を預けていた別の女性客が、あら乗れない、乗れないわ、あらあら、などと口走る。ホ…[全文を見る]

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地震により全線運転見合わせとのアナウンスが流れる。したたかに酩酊されている背広姿のご老人が自宅へ安否確認の電話をかけたあとで、閉まる気配のないドアの戸袋に手をついて、一言。

「走れっ……!」

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座席に腰掛ける自分の目の前には、立ったままMacBook Airを片手で持ってもう一方の手でキーボードを器用に操作するノマドワーカー(女性)が立ちはだかっている。ノマドワーカーにつり革はいらない。素晴らしいバランス感覚だが、席譲った方がいいんだろうか。