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落語のことを語る

立川談志さん死去・柳家小三治さんインタビューを掲載します( NHK「かぶん」ブログ 2011.11.25)
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問)ただ小三治師匠はお互い認め合っているようにも思って見ていましたが。

小三治さん)

 いや、あの人ははなし家としては最高に才覚を持っている人ですよ、すばらしい才能を持っている人ですよ。ただ、私としては、そうですねー、議員なんかにならなきゃ良かったと思うけど。でもあの人はそういうことが目的で生きていたとも言えるんです。権力にあこがれていた人ですからね。そのために三遊協会分裂のもとを作ったのはあの人ですよ。ねえ、それから、結局は落語協会を飛び出して、立川流とかっていう、家元とかっていう名前を自分でつけたわけで、誰も周りがいったわけじゃねえのに。そういうところもあの人らしいなあって。苦笑いをして見て来たわけです。
 でも、まあ、それを通したために、世間がそれを認めるというか、それだけのパワーを見せつけられたって言うのは、すばらしいんじゃないんでしょうか。どうでしょうか。そういう点には私はあこがれませんですけどね。
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これが真実だと思う。
(三遊協会設立から円楽一門会への流れ及び立川流創設については、三遊亭円丈著「ご乱心」・金原亭伯楽著「落語協団騒動記」に詳しく書かれています。)