[被爆2世の遺伝的影響]
○アメリカが広島に設置した機関であるABCCは被爆者だけでなく、助産師を通じてピカドン後の新生児や死産した子のデータを米国は集めていた。胎内被曝者の場合小頭症になった例あり。
○ショウジョウバエに放射線を当てるとごくまれに突然変異がおきるが、人でも起きるか、アメリカ(ABCC)は気にしていた。被爆直後の広島およそ65000人のうちのなんらかの障害を負った新生児が594人。東京の日赤での確率が5万人のうちの500人なので0.9%程度なので比率はさしてかわらず。その後、ただし被ばく者二世の小児白血病患者の例、あり。ただし因果関係は当時ははっきりせず。当事者は子や孫の世代に影響が出るのではないか、という怖さと背中合わせの状況にある。
○ピカドンの25年後、被爆者にがんが増える。
○被爆二世の遺伝的影響因果関係を否定できないのであるならば国はなんらかの処置をするべき(この点、もしかしたら正確な文字は違うかも)、という訴訟を起こしたが、国はピカドンの遺伝的影響にかんして明白な因果関係がある証拠はないとして訴え棄却を求めている
○ABCCの後継組織の放影研でゲノム解析による放射線の遺伝的影響に関して研究中。被爆者とその子供の血液などが半永久的に凍結保存中で、放影研はゲノム解析に用いたい意向あり。被爆二世にも血液検査に関して協力を求める。またABCCの調査に協力した被爆者の情報を開示中。
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