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のことを語る

就職したころ、母が夕方「迎え行くから外でご飯食べない?」と涙声で電話してきた
いつも以上に姑(=祖母)ともめて、とても家で食事する状況ではないらしい
会社近くのサイゼリヤでフォカッチャ食べながら愚痴をきいた
母の育ちに対して、差別的な罵声を言われたことが「悔しい悔しい」とボロボロ泣いていた
子どもの頃は母が怒ったり不機嫌だっただけでオロオロしてしまったけれど
その時、涙を見ても冷静に話を聴けている自分に驚いた
陽気な母が今まで子どもに見せまいと頑張っていた本心を見せてくれたことに
対等な大人として認められた、頼られているのだ、という誇らしさが湧いた
 
「母は丸くなった、ワタシは(少し)成長した」と思った小さな事件でした