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読了のことを語る

「辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦」高野 秀行×清水 克行
・面白かったです!面白くて、すいすい読めてしまい、ついその本や話題について考えるのをやめてしまうので、いかんいかんと何度か本を閉じました
・後書きで高野さんが(文章はうろ覚えです)「様々な知識を得ても、曖昧なまま自分の中にあったものが、読書合戦(や、その準備)を通して、不意に焦点が合うというか、くっきり輪郭を結んで立ち現われることがあった。そして、自分自身の現在地がわかった。歴史という時間軸と、辺境という距離は自分の位置を測る有用なもので、自分の現在地を知るために必要なものが、教養である。」「自分の現在地がわからなければ、決断はできない。決断は自分の、国の、歴史の終わりの時まで必要なものだ。だから、教養を得ようとすることに遅すぎることはない」っていう意味のことを書いていらしたのに、おおおお!って思いました
・取り上げられた本を何冊か図書館で予約カゴに入れたけれど、読むのはうんと先だろう。けど、遅すぎることはないって