「火花」又吉直樹
・ドラマを観たので、せっかくなので
・徳永の神谷に注ぐ眼差しの熱狂と疑念のないまぜになった感じが痛々しかった
・徳永的フィナーレへ向かう心情のまとめは圧巻
・徳永は芸人として生きるために神谷を道を分かったのだけれど、引退したことで、もっと大きく道を違えたと思う。それが自分でも驚くほど、スラスラと出てきた言葉になったのではないかなぁ
・ラストの窓ガラス越しに神谷を見つめ、伝記を認める神谷は、弟子ではなくて観察者のようだ。芸人に産まれながら、芸人として生きる技術を持たない神谷を冷静に見つめている。「人間失格」が自伝という形でなく、作者を置いてあったら、こんな風かなと思った
・私が好きだった、徳永、神谷をめぐる人々はドラマの創作であったのか
本読了のことを語る