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自分(id:lieutar)のことを語る

新元号に内閣支持率上昇って、まぁこれは想定範囲内ではあるので呆れるべきことではあるが驚きはしない。
呆れるよりもやはり、呆れる側が考えるような政治に対しあるべき関心の持ちかたなどの態度の普及がいまひとつなことを素直に反省すべきなのだ。
自己責任論は、社会における問題を当事者に押し付けることではなく、自らが当事者意識をもって引き受けようってものであってはじめて称えるべき精神性たりえる。
それはさておき、新元号発表後のメディアの見かけ上の狂乱も落ち着いてきたなか、まだNHKの朝の番組がそれを続けているのを見てげんなりするなど。

これは、ここのところのNHK小池報道局長による安倍忖度運営の一環と見るのが適当に思える。
籾井や百田と言ったいわゆるアベトモが送り込まれるも、彼らを追い出した後に一時期モリカケ問題などについてすばらしい報道などをするなど、公共放送としての意地を見せていたはずのNHKがなぜ、安倍政権忖度体制をとっているのかと言うのは、この小池報道局長によるところが大きいらしい。

かつてのNHKは自民党経世会に付いた政治部の記者が出世コースだったらしいのだが、そこから外され今の安倍周辺(おそらくは清和会)に付かされた小池は言わば出世コースから外されていたものだったらしい。
それが、ここに来て経世会が勢いを失い、自民党が安倍周辺に牛耳られ、それが長期政権を担うようになると、出世コースから外れる形で付かされたポジション、そしてその結果得たパイプがむしろ有利なものとして働くようになった結果、その力を最大限に発揮しようとしているのが今なのだとか。
そこにはかつて出世コースから外されたことに対する復讐心のようなものも垣間見えるように思う。

かつてのNHKにあった組織の歪みと、そこから疎外された彼には同情心も沸く。とは言えこれはあくまでも私怨、私有化であり看過してよいものではない。
いち受信料を支払う視聴者としては、「今のNHKクソだよなー」と言うよりは、出来る限りこういった事情を話し「小池クソだよなー」と彼の野望を打ち砕くムーヴをしたいものである。