フィロソフィーのダンスの、こちらの動画冒頭の、いわゆる「出囃子」(Overture)が
とても素敵で何度も見てしまいます。
2010年代、数多くのアイドルグループが独自のOvertureを持っておりました。
AKB48や、ももいろクローバー、その基本は、4つ打ちのタテノリであり、
ヲタクが「よっしゃいくぞー、タイガー、ファイヤー」など「ミックス」と呼ばれる掛け声を入れることが
曲制作の前提にあったと思うのですが、
フィロのスの出囃子は、冒頭のMC部分こそ、
一般的なアイドルグループのOvertureのありかたを明らかに踏襲しながらも、
16ビートの裏裏裏 裏裏裏から、ランニングベース、ギター・ベース・ドラムのソロ……
ミックスどころか「オイ、オイ」の合いの手が入る余地もない作りとなってます。
この10年でアイドル歌謡はこう変化したのだという史観が詰め込まれているのではないかと…。
アイドルのことを語る