id:dadako
/マンガのことを語る
isbn:4309276954
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『総特集 坂田靖子 ふしぎの国のマンガ描き』河出書房新社

ものすごい充実した、作家生活40周年記念本。わたしの場合、こういうのってけっこうさらっと眺めてざらっと読んで終了のことが多いのだけど、これはけっこうな読みでがあった。
ご本人へのインタビューもたっぷり、対談もがっつり(萩尾望都)、寄稿、論考、仕事年表、年譜、作品リスト、資料再録、中学時代に始めた肉筆回覧誌や萩尾望都へのファンレターの写真、などなど、充実した資料集。
わたし坂田靖子は好きで、わりと無条件で買う部類のマンガ家さんなんだけど、この人自身については全然知らなかった。すごいパワフルな作家だったのね。作品数だけじゃなくて、その作品を描くための活動もパワフルな。そういうことがこれ一冊でよくわかる。
対談での編集者の話の振り方とか見ても、この本の編集をした方がきっちりしっかり手を抜かず仕事したんだなとわかる本だった。
図書館で借りたんだけど、これは欲しいな。
あと、『ベルデアボリカ』読まなければ。

花郁悠紀子の『カルキのくる日』と『フェネラ』、まだ持ってたかなあ。もしかしたら売ってしまったかなあ……