六月大歌舞伎・「月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと)」
・午後検査があって、そのあと行ったので観たのは18時過ぎからの第二幕と三幕です。原作はみなもと太郎の「風雲児たち」なんすが、おろしや国酔夢譚といったほうがはやいかも。三谷幸喜脚本であるのを知って面白そうというか怖いもの見たさというかともかく衝動的に東銀座へ。
・三谷作品をほとんど知らないのでヘタなことはいえないけど饒舌すぎるというかセリフというか言葉に頼りすぎていて若干の違和感が。
・アドリブがかなり許されてるのかおふざけが過ぎてる感が無いわけでもないのだけど、座頭が幸四郎で、愛之助、猿之助が脇を固めてるのでしめるところはしめていました。特に猿之助が怪演で、幸四郎がちょっと喰われてた。
・もう一つ気になったのが悲劇的場面でも笑いが起きていたこと。芝居クラスタではないからわかんないけど、そこ、わらうとこ?とすごく不思議だった。
・八嶋さんも参加していて相当歌舞伎の間を勉強しているとおもうのだけど、違和感はなかった(でもちょっとふざけすぎかなあ)。おれがそう思うだけじゃなくてちゃんと大向こうから「トリビ屋!」と声がかかっていました。
・おのれへのご褒美を兼ねて行ったんだけど、行ったことを後悔はさせないできでした。
・良い席はほぼ満席でしたが4階幕見席はわりとガラガラです。積極的におススメはしませんが、歌舞伎を観たことがない人にも通用する芝居になっています。幕見を通しでみたら4000円ほどかかりますが、関東近郊で平日の4時半くらいから自由が利く場合、もしよかったらお立ち寄りください。
今日観た舞台のことを語る