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自分(id:lieutar)のことを語る

MMTって「こんなに(借)金が増えてもデフレなんだから」って日本を例にして、どんどん借金膨らましても大丈夫だよって言うんだけど、最近思うのこの状況でインフレが起きないのはそうやって作られた金が実体経済に流れてこず、ただ格差を拡大するだけのものになった結果なんじゃないのかなって思うわけで。
だからMMTを取り入れて格差の拡大を防ぐようなまともな政治なんてやってしまうと、それこそ金なんて簡単に手に入るものになってしまって、でそうなったときのインフレが本当に単に蛇口を閉めたら抑えられるかなんて本当に実証されているかどうか怪しく危ないと思っている。
そういう意味でれいわって社会運動としては期待できても経済政策としては危険な存在だとは思ってて、で、石井紘基氏の研究を重視している安富氏には期待しているのだが、ちょっとアナーキーなところに振れすぎてて、パフォーマーとしては魅力的なんだけど思想としてすべて額面どおりに受け止めていいものやらというところはある。
とくにまぁ国民国家が解体を余儀無くされているのだとしても、そのあとに牧歌的な焼け野原が残るんだか、その残骸の暴力装置と巨大企業が結びつくような地獄が残るんだかっていうとね、せめてそうなることをとめるために国民国家を民主的なものとして再生するほうが良いんじゃないのかなーって思えるわけで。