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自分(id:lieutar)のことを語る

白い巨塔の再放送をぼけーっと眺めつつ、財前の東教授への「あいかわらず建前で生きてらっしゃる」ってセリフに、「んー?それのどこが悪いのかにゃー」とか思いつつ、しかし建前絶対許さないマンを相手にするにはどうすればいいのかにゃーとか。

とりあえず建前ってのがどういうものかを考えるのならば、それが動機のところに用いられるのならば、公共的効能であり、対置される本音と言うのは私的効能であると。
で、本来問題なのは本音しかない…すなわち私的効能だけを見て公共的な影響を省みないはずのことで、ある行為に公共的効能の面から説明がつくのならば、その行為の問題はとりあえず本音しか見ないものよりは余程良いのではないかってことで、建前の整備こそが大人としての嗜みであり正義にも適うはずのものではないのかなと。
ではなんで建前絶対許さないマンみたいな奴が出てくるのかと言えば、彼らは必ずしもそういった建前と本音がいかなるものかを理解していないわけではないが、公共性への意識がシンプルで本音を隠すことに「隠しごとをしている!隠しごとは悪いことだ!悪をこらしめてやる!」と自身がパンツを履いているかどうかはかまわずパンツを脱がしにくる独善的で中途半端な犬儒者みたいなもので、結局はその公共観の素朴さみたいなところが戦線になったりしているのかなとか。