『屍人荘の殺人』を拝読しました。語り手の考え方や言動に一貫性(その人らしさや個性、とりかえのきかない感じ)が発見できず、時折「あれっ、別の人になった」と語りがスウィッチしてしまうようなところなどもあり、最終的にはまだ物心がつかない巨大な幼児が 10 人くらいで語っているような気味の悪さを感じ、「うへえ」となりました。全編通して倫理観が半グレ的なのはいいとして、いちいちエクスキューズが入って、他人の人生をぼろぼろにするような人間を被害者のように語ることに巻き込まれるのには閉口しました。ヒロインが登場するシーンはすべて、ひたすら気味が悪かったです。自分はわりと何を読んでも「まあまあ、おもしろかったよーん」くらいのところまでは行ける(勘所くらいはつかめる)ものだと、自分を過信していたのだなあと思いました。私はやはり、違和感に正直で、どこまでも悩み抜く語り手が好きです。
本のことを語る
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