(承前)
ゴールデンラジオ大竹紳士交友録火曜日(先週)深澤さんの回で、リアリティーショー先進国である欧米では既に多数の自殺者を出しているとのこと。
んで、中傷する側も精神的問題を抱えての結果なので精神医療などに繋げる必要もあるのではないかと言うことだが、これは半分共感するところもあり、違和感もある。
確かに中傷する人と言うのは、それを攻撃することで自らの世界が改善されるわけではないことにいくらかでも情熱を傾けると言うのは奇妙であり病的でもある。
おそらくは共有可能なモノゴトにそれぞれの不安やトラウマを象徴させ、共同で叩く行為を通じ、自らの形にならない怒りを共有した錯覚を得たいと言う結果だとは思う。
そして、そういう怒りが強いものであるのならば、その本来の形を自ら捉えられずに生活しているのだから、精神的問題を抱えているとも言えるだろう。
ただ、SNSと言う場の問題は、生活上困難と言うほどに不安やトラウマを抱えていなかったとしても、ごく浅いものを共有し増幅してしまうところにある。
自身の生活に何ら困難を感じない人を医療に繋げたところで、その人は「救われる」のだろうか?
必要なのはSNSのアーキテクチャへの反省。
まず最低限 Twitter とか Facebook と言ったたまたま広まったものの形を自明視しないところから始めるべき。
炎上問題のことを語る