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日常のことを語る

逃げ惑う上司を追い詰めて、退職願を受け取らせた。ぼくはリアルエージェントなので、円満に辞めれない場合には、組織に最悪な社会的制裁が下る準備もしっかり整えていた。受け取らないと、ぼくも相手も、沢山の人が社会的に死ぬのだ。ぼくは地獄の使者にもなれる。そこまでやってようやく相手の良心が目覚めて、円満退職ができた。途轍もない緊張と不安が晴れて、巨大な空白ができた。ぼくはそのままスーツ姿で、あてもなく車を走らせた。