正山小種(ラプサンスーチョン)茶の解説で出てくる「龍眼」(ロンイエン)の説明が、とても美味しそうで食べてみたくなる。
龍眼の果物は初夏に実を付け、果実は直径2~3センチで果実はこげ茶色。産毛に覆われている。皮をむくとライチに似た半透明の実があり、それをかじるとほのかに甘く、ライムとプラムをあわせたような甘酸っぱい香りがして、食感はコリッとしている。(磯淵猛著/基礎から学ぶ紅茶のすべて)
正山小種茶に感動したグレイ伯爵に依頼された紅茶は「龍眼のドライフルーツの香り」と説明されたが、龍眼を知らないトワイニングが中国茶をベルガモットオイルで香りづけをしたのがアールグレイの始まり……なんだってさ。 異文化の壁って感じがする。