「読んでいない本について堂々と語る方法」という本があります。
「大学教授である私でも読んだことのない本を読んだ振りすることもあるし、全部読んでないのに『完全に理解した』って振りすることあるんですよねぇ…」
という本で、「読んだ」を定義し直すことで「読書ってもっと自由なのでは?自由に読んでいいのでは?」と勇気づけてくれるんですが、恐ろしい罠が仕掛けてあってねぇ…。
これ、裏返すと「研究者である私が『読んだ』というのと、あなたが参考文献も読まずに一度だけ『読んだ』のが同じレベルだと思います?」ってことのように思えてならないんすよ…(作者はそんなこと言ってない。妄想)。
何が言いたいかって言うと、ちょっと読んだマンガの感想とかで自分の感想が浅くて、同じような時間しか読んでないはずなのに深い感想言ってる人がいて読解力不足に傷付いたところで、研究レベルからすれば浅瀬チャプチャプもいいところなんで(上には上が…)、気にするだけ無駄ってことなんすよねぇ…。