15年ぶりに夏のスーツの上下を揃えた。明るい涼しげな青の生地で、ネクタイも細い青線で水色に見えるものを買った。ぼくはお客さんのところへ上下揃いのスーツで訪問したい人なのです。逆に、サラリーマン時代、ぼくはメーカー勤務だったので、黒のチノパンに半袖というラフな出立ちが多かったのです。
これはメーカーの人にしか分からないのですが、製造業でお客さんから見て一番信頼できるのはスーツではなく、「作業着を羽織っていることだ」と何人もの優れた経営者を見て、感じていたのでした。さらに言うと、製造業で普段から作業着を着ずスーツばかり着てる社長は「製造、営業の現場が見えていない」人が本当に多かったのです。
というわけで、それぞれの現場で「正装」があるのです。そして、去年はオンラインで上半身だけはマトモに見せれば仕事ができたんだけど、今年は違うんだなという時代や環境の変化も感じました。こんな暑い夏にネクタイしたくないなー?
買い物のことを語る