オフィスのトイレに世界地図を貼っているんだけれど、ふと興味本位でアムール川について調べたら、下口の樺太の南半分がどこの国にも属していないことに気づいた。
で、樺太の歴史、樺太・千島交換条約、サンフランシスコ平和条約、日ソ共同宣言、大和時代からの蝦夷討伐、律令制度の成り立ち、松前藩、開拓局の歴史とウィキ巡りが止まらなかった。主に分かったことは3つだ。
①日本って一括りにしてる国家概念の歴史は日が浅い(少なくとも北海道はアイヌの人たちが住む土地だった)。
②樺太に住んでいたアイヌの人やその他の少数民族は近代史の中で日本とロシアという近代国家の軋轢に巻き込まれて、どちらに着くかの選択を迫られ、住む場所をなくすことがあった。
③ロシア人と一括りにされがちなロシアも連邦国家で極東地域、たとえばサハ共和国の人たちはすごく日本人に似ていて、陸地が繋がりで日本列島へ渡っている可能性がある。
かくして、国家とは何ぞや?国家は誰のものなのか?国家のおかげで人類は幸せになったのか、否か?とトイレに1時間くらい篭る結果となった。
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