今、うちの砂糖と塩が危険な状態です。
ふだん砂糖はてんさい糖など、色がついているものを使うので、「塩と砂糖を間違えた」ということは起こりえないのですが、こないだ気まぐれにビートグラニュー糖にしてしまったために、「いつか間違えるのではないか」とどきどきです。
こうした「いつかやってしまうのではないか」という不安は当たったり当たらなかったりしますが、私は比較的当たってしまう方です。あ、転ばないようにしないとなと思っているときにはすでに転んでいる。それで砂糖の方には金平糖をしこんでおきました。さすがにこれで大丈夫だと思います。
台所関係だとほかに「いつかやってしまうのでは」と心配していたのが、クミン、ナツメグ、シナモンなどの、それぞれ粉タイプのスパイスの混用・誤用です。カフェオレにたっぷりクミンとか、ハンバーグのタネにシナモンとか。それで、買い換えのタイミングで見た目から変えることにしました。
向かって一番右の(クミンです)が、パッケージがぺろんと取れやすくて、ゴミに出すときとても便利なのはいいのですけど、買って即うっかり取ってしまって、使うときに念入りににおいをかがないと安心できないことになってしまった以外はもう問題ありません。
こうして平和に暮らしていたある日、驚くようなところに落とし穴がありました。
その日はかぶのポタージュを作りました。白くてとろりとしていかにもおいしそうです。そこに黒胡椒を振って食べましょうという段になって、黒胡椒をがりがりやりながら……あれ、あれれ? なんだこの香り、色、あれ、あれれれ〜? と、それが山椒だったので、自分で自分に「へえ」と思いました。「こんな間違いを犯すとは」とすこしびっくりしました。
似ても似つかない見た目なのに、結構ふってしまいました。
山椒でもポタージュはおいしかったです。山椒の香りがよくて。「これはこれで」という感じではあったのですけど、まあちょっと、びっくりするので今後は気をつけます。
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