膨大に考えることがあったので、京都へ行って一日合宿してきた。今回は妙心寺を歩いてみた。妙心寺は臨済宗13派の中で過半数の寺院を従える大本山で、京都五山として幕府の保護も受けず、修行道場的な色合いが強いお寺さんです。かつ現存する日本の禅文化の中心地なのですが、この日も観光客はほぼゼロでした。かつ、ぼくも、本堂がどこで、ご本尊が何かさえ知らなかった(大本山なので超広いのです)。で一杯歩いて気づいたんですが、曹洞宗の本山・永平寺と同じく本気の禅宗には「念ずることはないのだ」と気づいた。他力本願で「一心に阿弥陀如来さんを信じ身を委ねる」念仏(浄土真宗)などに対して、禅の真髄は「すべての生きものは本来みな仏である。それを知って理解して感じて生きよう」という考えを鮮明に表しているようで感動しました。他にも気づいたことは一杯あるんだけれど、「だからこそ、他人やこの世界に誠意を尽くして大事にするように、まず君自身を大事にして、敬いなさい」という考えを聞いて、めっちゃ何か大きなものを得た気がしました。やっぱり仏教と禅は素晴らしいです。
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