衆院選挙の投票価値について、先日、選挙にかかる費用÷有権者数=数百円という報道が流れていたけれど、それは文字通り「一票当たりの費用」ではないかと思った。仮に、衆議院議員の任期を4年とした場合、確定済みの令和1~4年の日本国の合計歳出は552.2兆円である。これを令和3年の前衆議院選挙時の有権者数1.053億人で計算すると、一票の価値は552.4万円となった。もっとも分子の歳出額は新型コロナ禍という異例の事態があったので大きいが、仮に平均歳出額が100兆円としても、約400万円の価値がある。また、日本国のGDP4兆3700億ドル(現レートで665兆円)に対して、15%のインパクトがあるお金の動き(厳密にいえば、それだけじゃなくて、それ以上の価値がある)に対して、何も言わないのはもったいないと思うんだけれど、どうなんだろうか?
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