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買い物のことを語る

生活全般のアナログ化を図っているのに、漢字を調べるのだけアプリを使うのはおかしくないか。そう思って、先日、三省堂の『新明解現代漢和辞典』を購入した。漢和辞典を使ったのは高校生ぶりなんですが、バカみたいに引きやすくなっていて愕然とした。漢和辞典の索引の仕方には主に音訓、総画数、部首の三つがあると思うのですが、「部首索引」で直感的に調べたい漢字に辿りつけることにビビった(昔は総画数で必死に探していた気がする)。そして、漢字の解説が、音訓読み、意味だけでなく、成り立ちや古例、用例がびっしり書かれていて、引くだけで頭がよくなる感じだった。誇張し過ぎかもしれないけれど、広辞苑の10倍、アプリの100倍くらいの情報量が詰まってる印象を持った。ぼくは「語学学習の半分は、辞書という外的要因で決まってしまう(いい辞書があれば学ぶことがずっと楽しくなるし、悪い辞書だと永遠に詰まらないものになる)」という持論を持っているのですが、まさにそんな感じだった。「辞書はめちゃくちゃ楽しいし大事だ」と中高生のぼくに言ってくれる人は皆無だったけど、ぼくは残りの人生はずっと辞書を引いて、周りの人たちに辞書の素晴らしさを伝えていきたいと思うくらい大きな衝撃を受けた。

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