柴崎友香『また会う日まで』
なんだか不思議な話で、最後までふわふわしてたけど、また読み返したいと思う。
主人公の、東京に来たら活動的にいろんなとこを見て回る、という行動力が、
永遠の田舎者の私にもまだまだ旺盛にあるというところ、
あとそれをカメラで収めようとするんだけど
一方で収めきれないと悟っているような、揺れ動くところが、わかるわぁーって感じの、
読む人に寄り添うようなお話であった。
(余談であるが、読み返したいから文庫版出てるかな、って検索して出てきた
文庫版裏表紙のあらすじが、あまりにも的外れで、むしろ真逆なんじゃないかという内容でひどい。
読んだ側からすると、ほんとに読んだ人がこれ書いてるのかな?それならそれですごいぞ?って笑えるくらいなのだが、
あれで読むのやめる人がいるかもしれないと思うと、笑いごとでもない・・・)