恩田陸の『三月は深き紅の淵を』を読み返すと、初めて読んだ中学生当時にはピンとこなかった料理が最近はうまそうに思えたりして、だんだん自分が登場人物たちの年代に近づいていってるのを感じるわけです。
・キビナゴの一夜干しの柳川仕立て
・菜の花のくるみ和え
・セロリと蒸し鶏とリンゴのサラダ
むかしは柳川仕立てがどんなもんかも知らなかったけど、今は字面読んだだけでよだれ湧いてくるよ……!わー意地汚いっ
おかげさまで好き嫌いも少なくなって、この本の中で「オラにはまだ早え」と思う料理も「ブルーチーズを生クリームでゆるめて、おぼろ昆布とマーマレードであえてみた」ものだけになったけど、これはちょっと難易度高いわ……まだ早えと思い続けたまんま墓に入ることになりそうな気もするなー。
あれ、何が言いたかったんだっけ。あ、そうそう、大人になると本が文字通り「味わい深く」なるんだよーってことですね。
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何度も読み返した小説のことを語る
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エリナー・ファージョン
「リンゴ畑のマーティン・ピピン」「ヒナギク野のマーティン・ピピン」「ムギと王さま」
マーティン・ピピンの世界はどれだけもぐりこんでいても決して出て行けといわれることがない。
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「指輪物語」。
まるで故郷にもどりたくなるように読み返す。
でも最後で置き去りにされてしまう。
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マルテの手記
何度も読み返したんだけど、最後まで読んだかどうか思い出せない。
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世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド
どちらの世界もすごく好き。
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『1973年のピンボール』×20回
他に読むものがなかったのかね、ハッピー(笑)。
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「阿弥陀堂だより」南木佳士
なんか気持ちが疲れたときには読みたくなる。