もちのすけは継母を”おかあさん”と呼んだ。継母はわたしたちから母呼ばわりされるのを嫌うので、わたしたちは継母を名前で呼んでいる。この”おかあさん”が予想外に効いた。
「あの人さ、いつも”あたしはこの家の人間なんだから!” って言ってる感じなんだよね。はてこさんたち帰ってくると、自分だけよそ者って感じがして、さびしいんじゃないかな」
「えー? わたし最初のころ、おかあさんって呼んだけど、わたしはあんたたちのお母さんじゃないから!”って言ってたし、馴れ馴れしくしないでムード全開だったよ」
「ああ、はてこさんは思ってないこと言わないから…[全文を見る]
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くたびれ はてこのことを語る
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継母はなぜかもちのすけを長いこと嫌っていた。継母が不機嫌になると父は落ち着かないので、勢い父ももちのすけを認めなかった。ところがもちのすけは粘り勝ちする男で、わたしにも粘ったのだけれど、両親にも粘り強かった。
父がわたしを心底怒らせたとき、もちのすけは青い炎みたいに静かに怒る娘に狼狽する父にうんとやさしくしてやった。これが効いて、以来、父はもちのすけを贔屓するようになった。結婚後7年経っていた。
今年帰省した折、いつものように半眼でぷんすかしていた継母に、もちのすけはやたら笑顔で話しかけ続けた。驚いたことにこの継母は徐々に態度を軟化させた。
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継母の中はもう少し複雑。
わたしたち兄弟は排除したい前妻影をいつまでもどこまでも家に持ち込む不穏分子で、実子は誰よりもたいせつなただ一人の宝物。再婚当時「わたしはあんたたちの母親じゃないから」「あの子はわたしの宝なの」と口を酸っぱくして言っていた。
そんなわけで、実子である末の妹と継子であるわたしたちとではお金のかけ方がぜんぜん違う。親戚の子のような、元カノの子のような、そんな子どもにお金をかける感覚。わたしたちにお金をかけることは、前妻にお金をかけること、みたいな雰囲気があって、父も出しづらい。それでシビアに困ることもある。
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再婚当時唯一実家に残っていた弟は、継母と継妹をある日とつぜん迎えた。
継子とそんなに歳の変わらなかった弟も継母への思いは複雑だった。
でも、だからこそなのか、継妹への気配りは人一倍で、継妹はべったり懐いた。
弟が寝転んで漫画を読んでいると背中に寝そべったりしていた。
離れて暮らしていた末の妹もすぐに継妹と友だちになった。
継妹は弟をおにいちゃんと呼び、妹とわたしのことはちゃんづけ、兄はくんづけで呼ぶ。
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継母の連れ子は再婚当時中学一年生だった。
父は自分のことを「運転手山田」と呼んで、毎日継子を学校まで車で迎えに行った。
継子の、父に対する複雑な心境を考えてのことだったのだと思う。
「”山田、お迎えにあがりました”っつって俺はまいにち迎えに行ってんだよ~!」
と自虐自慢風に電話で話していた父。
横暴で酒乱でワンマンでプライドが高い父だけど、こういうところはほんと惹かれる。
継子は現在実母と電話で喧嘩すると父に電話して愚痴をこぼす。
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伝えたいことを伝えたいだけなら本人が受け入れやすい方法で受け入れやすい態度を選んでやればいいし、論破して勝ってほえ面かかせたいなら正当化なんてやめたらいいのに。遠まわしにアピールしないで見てる人に向けて「みなさんはどう思われますか?!」とか発信すればいいと思う。
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どんなめちゃくちゃで慇懃無礼なことを言われても
「誤解させてしまったようですね、申し訳ありません」
と言うことを美徳とする文化が、というより、そう答えることを要求する文化があるけど、わたしはそれ好きじゃないんだよね。
これを守っていくと声の大きいもの勝ち、難癖つけたもん勝ちだから。
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「間違ってるから指摘する」って「そこに山があるから」みたいだよね。
なぜその出かけて山に行ったんだYO! っていう。
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新聞じゃないんだからさー。政治的な正しさみたいなものを一個人のハイクIDページでそこまで指摘する必要って何なんだ。本人が誤解してるなら誤解が解けてよかったね、っていうのはあるかもしれないけど、誤解されるとか表現がおかしいとかその辺なんでしょ?
男だろうが女だろうが有名だろうが無名だろうが、これまであらゆる問題に対してその姿勢でやってきた人だったら、まだ少し分かるんだけど。なぜ性暴力被害者の性犯罪に対するコメントに、当事者があからさまに嫌がってるのにしつこく食い下がっていくの。
同意を得たい話し合いって友好的な雰囲気でやった方がいいと思うんだけど。
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恋愛小説とかお伽噺の影響で、恋って、運命的な出会いがあって、互いに惹かれあって、思いを伝えたら永遠に続くものかと思ってた。少なくとも善い者の恋は。でもわたしの人生はそうじゃなかったのでがっかりした。あれは美化されたうそだったのかしら。
と思ったこともあったけれど、もっと大人になったいまわかった。あれは本質をダイジェストに簡略化していたのね。
と、さっき「りんご畑のマーティン・ピピン」を読み終えて思った。
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明智くんが体の自由をうばわれて、チャイナドレスのかわいこちゃんにご飯食べさせてもらう前半で気付いてもよかったな。
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「待ってください、わたしを、縛ってください」「口もお願いします」
縛る佐野史郎、縛られる小川範子、しばく親父。
明智くん、荒縄で縛られ涙ぐむ娘を抱いたあと謎解きせず退場。
すがすがしいまでに目的のはっきりしたドラマだった。
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わたしが佐野史郎を始めて見たのは「夢見るように眠りたい」というモノクロ映画だった。
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「ずっとあなたが好きだった」ってセックスレスの戦いを描いたドラマだったんだねえ。
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”チームバチスタの栄光”の感想
竹内結子が芝居してるところを初めて観ました。かわいい人だと思いました。
阿部ちゃんがすてきでうっとりしました。トリックはよかったなあと思いました。
スタッフロール見るまで吉川 晃司に気付きませんでした。
医者の息子の佐野史郎がまたお医者さん役でした。
落ちは唐突で説得力に欠けました。
緊迫感は冒頭から欠けていました。
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カロリーとるには油だ! と砂糖がだめなわたしは考えたのですが、カロリーとりつつにきびを避けるのはなかなか難しいです。ひたすら玉ねぎを食べる夏の日。
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「AってBだよなあ」
「AはBじゃありません、Aに対して失礼です、差別です、偏見です」
「AはBなのは事実でしょう?」
「違います、AはBではありません、あなたはBだと言われたらどんな気持ちになりますか?」
「横から失礼します。言いたいことはわかりますが、AがBと言ってしまうのはあんまりではないでしょうか。Aの人たちがかわいそうです」
- ------ こういう人は自分がある言葉にネガティブなイメージを固定してることに気付いていない。それだけでなく、誰もがその言葉にネガティブなイメージを持つべきだと考えている。Bの立場はどうなんだ。
人種、障害、職種、家族構成、生い立ち、身体的特徴は、どれもそれ自体が人の品位や尊厳を傷つけるものじゃないのに。すごく考えが浅いのに、世間と違う見方を持ってる気になって、自分の偏見を人に教えようとする人たち。
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「AってBだよなあ」
「それは一面的すぎます、断言できる根拠があるんですか、ぜったいですか、保障できますか、ないなら訂正して謝罪すべきだとわたしは思います」
「え、わたしは思いません」
「見方が狭すぎます、人の意見を聞き入れるべきです、あなたの態度は人を傷つけています、暴力です、差別です、抑圧です」
「あなたの論拠はなんですか」
「そんなことも分からないんですか、小学校からやりなおしてください、無知蒙昧魑魅魍魎品性下劣四面楚歌犬も歩けば棒に当たるです、不愉快です、ちょっと調べればわたしが正しくあなたが間違っていることくらい誰にでもわかります」
- ----- こういう人は、なぜ通りすがりの自分が見ず知らずの人にモノを教えられると思っているんだろう。
くたびれ はてこのことを語る
「AってBだよなあ」
「それならBをCにすればよいのでは?」←飛び入り発言
「なるほど~! AがBだって思っていたのですが、BがCも面白いですね」
「そういう場合はBをCにするのがふつうですよ」←さらに飛び入り
「うんうん、確かにBがCだと違う結果が出るカモ・・・!」
「日頃から幅広い視点で観察眼を鍛えておくといいですよ」←アドバイス始まる
「そうですね、ありがとうございます!」
「はじめまして! わたしはAはBだと思いますよ。そのことについて考えてみては」
「はじめまして! コメントありがとうございます。考えてみますね」
- ---- こういうデタラメな会話がつつがなく平和裏に交わされるのがネット社会。
くたびれ はてこのことを語る
「AってBだよなあ」
「それならBをCにすればよいのでは?」←飛び入り発言
「いや、AはBだってこと」
「それならAをCにするしかありませんね」
「そうじゃなくて、AがBだって言ってるの」
「それが聞きたいならAについてCと書くべきだと思います」
「違うの、AはCじゃなくてBなの」
「人に意見を求めてその態度はなんだ暴力だ無礼だお前なんかネットやめろ!!!」
「いや聞いてないし勘違いで話しかけてきたから返事してるだけだし」
こういう人、多いよな。
/くたびれ はてこ