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Tips:プロレスラーは、ヒンズースクワットといって、最終的には三千回やってもらいます。最初は五十回で結構です。
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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

 


四月になれば彼女がなんだといったっけ
とにかく今日 わたしはミシンを踏まねばならない
骨のように白いジョーゼットの羽衣を縫わねばならない
 
あなたがさなぎを抜け出て飛べるのか
そのまま時を止めるのか 水晶には書かれていない
 
希いが届かない理不尽は
コーヒー豆と砕いて飲む鈍さを
わたしはすっかり身につけているけど
あなたにだけは自信がない
どうにもこうにも上手く行かない
そして困ったことに  四月はあと一日しかない
 
http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20090430

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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

プロパガンダ

ことばはカリスマ。美しく妖しく純粋な魔物
たやすく、実にたやすく
ダメージをもたらす、使い手の意図とはまるで無関係に
道化者らが手慰みに魔力を試せば
無辜の者らの思考という生命の営みを錯乱させる
道化者らさえ、ただで済むはずもなく
指先で弄んだその日から、思想という運命に溺れ
戯れでつくったことばの
その魔力に囚われ、力奪われ、死んでいく
だから、その前に!
 
気づけ。今、ここで何を語られているのか
知れ、そして、畏れよ。ことばの魔力を
 
ことばを操る——そのつもりが残虐行為のはじまり
耳に残った音に操られ
己が紡いだ意味の支…[全文を見る]

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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

陰より生づる
 
 
ひとの目って不便ね。
まぶしすぎると、見えない
暗すぎても、見えない
だから、不安になる、
遠すぎても、近すぎても。
遠い先の未来に
あるいは、今、このときに
起きていることが
ひとの目には、見えないのかもしれない。
 
そんなとき思い出して。
シェード——陰でだからこそ
見えるかたちがある
そして、光が見える
 
まぶしすぎて、今は直視できなくても
だけどほら、シェードがあれば、
落ち着いて見つめていられる、
このままで、ずっと。
 

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月の想い
 

これから南中する昼の月が満ちるとき、約束の日がやってくる。
あの約束が果たされることを、毎日、思い出させてくれる月の横顔が
うれしそうにも見えるし、悲しそうにも見える。
満ちる日を境に、月は翳ってゆく。
忘れられていくことを月は知っている。
再び思い出されるのは14日後。月が姿を消したことに、誰かが気づく。
約束は果たされて、忘れられる。いつも、そのくり返し。
 

ようやく陽は沈み、騒がしい昼が終わると
ニュクスのサロンで、月が楽しそうにほくそ笑む。
 
「明日から、あなたはわたしを忘れていくのよ。
 やがてわたしの輪郭はぼや…[全文を見る]

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投稿ありがとうございます。
画像とのセットを楽しんでもらえたようで、とっても嬉しいです^^こちらこそ今後とも宜しくお願いします^^

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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

新規オープンということで
はじめて投稿してみました。
今後とも、よろしくお願いします。——apo

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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

あの人とわたし -01-

好きな人ができた。
まだ、名前は知らない。住んでるところも、誕生日も。だから、あ
の人との相性もこの恋の行方も占えない。
 
わたしにできるのは、夢みることだけ。
あの人の夢をみて、夢の中であの人に問いかけて、それに、あの人
が答えてくれる。それから、あの人がわたしに尋ねる。そう、あの
人も、わたしのことを知らないから。それをくり返す。
 
もちろん、現実的じゃないのはわかってる。だけど、今、わたしが
知る限り、いちばん確かな方法だから、あの人に会うのには。
  
「やりたいことがたくさんあるわりに、
 あんまり贅沢じゃないんだな」
そう言って、あの人は笑う。
笑われたくて来たわけじゃないわ、と少しスネてみる。わたしの両
の手は、さっきから無意味に指を絡め合って暇つぶし中。風上に向
けていた顔をうつむけて、視線を指先に落とす。
そして、あの人の返事を期待する。
 

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あの人とわたし -02-

「わかってるさ、知りたくて来たんだよね?
 で、知りたいことは何?」
 
——あの人はわたしのことを何でも知ってるみたいに言う。だった
ら、わざわざ確かめないで、話してくれたらいいのに。
 
「どうだろう?
 もしも、きみが知りたくないことをわたしが話し始めたら、
 きみはどうするだろうか? 耳を塞いでも聞こえてしまう……
 それはきみも知っているね」
 
——あの人は、とても意地悪だ。
 
「ルールをつくったのはきみだよ。わたしじゃない」
 
——たしかに。
 
「じゃあ、きみが、尋ねて。知りたいことは何?」
 
——どんな質問にも答えるから、とあの人はわたしを勇気づける。

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あの人とわたし -03-

「ゆっくりでいいんだ。
 わたしはここで待っているから。
 そして、わからなくてもいいんだ。
 きみが何をわからないのかを、わたしに伝えてほしい」
 
——もしかしたら、わたしは怖いのかもしれない。
 
「知ることがかい?」
 
——そう。知ることが。そして、認めたくないのかもしれない。
わたしが今、怖がっているということを。
 
「認めたら、どうなってしまうんだい?」
 
——わからない。
でも、泣いちゃうかもしれない。止めちゃうかもしれない、こうし
て会うことも。きっと、そうなっちゃう。そしたらどうしよう。
 
「それでも、き…[全文を見る]

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――創作のためのハコニワ――(テキストと画像・テキストのみの創作)のことを語る

創作グループ「ハコニワ」の投稿場所は今日からこちらに移動しました。
投稿内容については、これまでと違ってテキストのみでも良いことにし、
短文・長文・画像入り等様々な投稿を歓迎いたします。
これまで同様どうぞよろしくお願いいたします♪