/今日観た映画（DVD）に3行コメント！

『大洗にも星はふるなり』
・上の部屋の人すみません、何度も奇声をあげまして。爆笑をおさえきれなかった(笑)
・すげえ俺得なキャスティング&監督でございました。まさかヤスケンまでとは。山田くんあいかわらず吹っ切れてるなあ。
・流れでいい話っぽくなってるけど、違うから！いい話じゃないから！(笑)

『すべては愛のために』
・まさかのラストだった。こうなるなら彼女でなく彼だと思っていたので。
・無知であったことを素直に受け止め、恥じて去るのではなく、そこに積極的に関わっていくことができる人はどれほどいるのか。
・アンジーのこの役は、たぶんイギリスの中流階級という設定なんだろうなあ……　なんなんだろうなあ、この差。

わたしもこの映画好きなんです。こんな客層選ぶようなタイトルではなく、こっちこそ『幸せのレシピ』にしてほしかったとずっと思ってます。
わたしは彼女の普段使いのアンダーウェアの質実剛健さというか、色気のまったくなさに、吹き出しました。

『ダーティハリー２』
・すでに当初の「ダーティ＝汚れ仕事をや(らされ)る」の意味が変わってしまってるような。
・ネタ半バレくらいの状態で見てたので、ほんとの「実は……」でちょっと驚いた。
・一般市民は、「もうどうしようもない状態になるまで暴力を行使しない」ことを前提として、武器や権力を持つことを許してるのだ、と理解できない輩は、そういう仕事についてはいけない。医師もそう、教師もそう、政治家もそう。

『トレマーズ』
・何回見たら気がすむんだ俺。脚本から何から大好きだ。
・若くてかわいいピチピチのケビン・ベーコンを堪能できます。
・こういう映画で、ここまで役に立ってしかもうざくない女子大生(？)がでてくるのってめったにない、貴重。

『ステップ・アップ』
・オープニング、練習風景を含めダンス・シーンがすべて楽しい。踊りたくなる。ラストが夢そのもの。
・しかし向こうのガキどもは、どうしてあんな幼稚なことをするんだろうか。
・『グッド・ウイル・ハンティング』や『スタンド・バイ・ミー』みたいな話なんだけど、ああいうふうに友人が背中を押してくれるわけではない。そしてそれが現実なんだろうと思うと哀しい。

『完全なる報復』
・最初の10分くらいでタイトル思い出して、先を想像して怖さににやにやしてしまった。
・ジェラルド・バトラーは妄執と地下が似合いますね。
・猟奇ものになりそうでならなかった。すごいぶっ飛びかただよ。10年ってすごい。

『７セカンズ』
・期待しないでみたら案外好みの話だった。タイトルがらみが最初だけなのは惜しい気も。
・カースタントがリアリティあった。そしてあの車に乗り続ける彼女が好きだ(笑)
・拷問のあともああなウェズリー丈夫過ぎる(笑)

『マイ・ビューティフル・ランドレット』
・ジョニー(ダニエル・デイ・ルイス)が噂どおりにかわいかっこいい。ああかわみなみはこのあたりに影響受けてるのねとよくわかるー。
・不況下の移民排斥ってこういうの。狭間で悩むイギリス人ジョニーに対して在英パキスタン人オマールがほんとにぽかーんとしてるのがなんともいえん。
・これはマフィアかマフィアではないのか、それとも「まだ」マフィアではないだけなのか。もちろんオマールにビジネスの才能があるのは疑いないんだけどさ。

『山猫は眠らない３　決別の照準』
・３作続けて見て、自分が乱射するものより一撃必殺もののほうが圧倒的に好みだとわかった。
・CIAどんだけ悪道。
・マングース様がいなくなったあと、あの子たちはどうなんだろう。

『Ｗの悲劇』
・話が二重構造になってセリフがダブって、どっちが現実かわからなくなってしまうところが好き。
・現実側の男がドン引きで、途中で何回か、見るのやめるかなーと本気で思った。「事件」で三田佳子に口説かれるあたりからやっとのれた。
・劇中劇を見たいです。蜷川先生、映画に出てきた部分だけでなく全部作ってください。

『山猫は眠らない２　狙撃主の掟』
・アクションいらんから、もっと一発でしとめる狙撃を！　狙撃シーンを！　スコープ越しのコミュニケーションを！
・やっぱり行くところはここしかなかったか、ベケット……
・コールがとてもよかった、と書こうと思い、確認したら、ボキーム・ウッドバインという、なんか妙にインパクトある名前の役者さんだった。

『山猫は眠らない』
・階級が上だろうがしただろうが、人殺しには変わらない。
・最初のひとりをすませたら、あとは何人やろうが関係なくなる。
・照準器を覗いてみたい……

『大いなる陰謀』
・トム・クルーズがハマりすぎて、うさんくさい笑顔に胸くそ悪くなるほど。
・2007年当時のアメリカは、ここまでストレートな話を作らなきゃいけないほど、テンパっていたということか。
・志願兵になるのはいつも、その国で最も虐げられてきた人たち。戦争で状況を変えられると考える人たちを、絶望した楽天家と呼びたい。

『あの日の指輪を待つきみへ』
・まったく見たことないつもりで見始めたら、最初の１～２分で既視感が。先に進めば進むほど、見たという確信が増すんだけど先を思い出せない、わたしの記憶力はやはりおかしい。
・離れた時間と場所と人間を、指輪と争いと(よくも悪くも)無邪気な男の子がつないで、止まってた歩みを進めさせる。物そのものが記録。
・誓約は他人も自分も縛るよ。やっぱもろもろ、テディが悪い気がしてならんわ。

原作もよいですよ。映画化で削られたエピソードもありますから、読んでなければぜひどうぞ。

『クリスティーン』
・ジョン・カーペンターのすけべ(笑)　ほんとに完全に「女」として描いたな。
・まあリーよりクリスティーンのほうがいいという気持ちはわからんでもない。
・ハリー・ディーン・スタントンとか出てたよ！以前見た(たぶん20年くらい前)ときは当然のごとく知らなかったよ！

『アガサ・クリスティ　華麗なるアリバイ』
・『ホロー荘の惨劇』のフランス映画化、小作品。
・原作について、「ポワロを出したくなかった」と原作者本人がかつて書いてたそうだが、この映画見ると、少なくとも誰が探偵かをはっきりさせないと難しいんでは、という気分にも。
・人物相関図が欲しい……誰が誰やらいまだ混乱中(前回は半ばで寝てしまったとはいえ、２回目なのに)。

『カルメン故郷に帰る』
・『恋をしましょう』のモンローみたいな役と思えばいいんだろうが、あっちと違い、見てる間いたたまれない思いをし、見終わってなんかブルーになった。
・なんとなくバカにされてたことだけはわかってたから「故郷に錦を飾る」という発想が出てくんじゃないこかとか思うんだけど、自分にその発想がないんでよくわからん。
・「芸術」とかいうような難しげで曖昧な概念は、最後には結局、なんかのお題目になってしまい、笑い者にする人される人を作ってしまうんじゃないのかという気分に。田舎出身者としては。

『怒りの用心棒』
・大統領ダラス訪問といえば、南北戦争直後という設定だろうとマカロニ・ウェスタンだろうと、あれなんですな。
・ジュリアーノ・ジェンマは甘いマスクというより童顔(個人的見解)。
・がっちり権力の話なんですが、早撃ちももトリッキーな対決もばっちりあって、全編イタリア語で、俺得な映画でした。